【レポート】商店街hey!rasshai 第3回 空き店舗ツアー「希望が丘商店会編」
11月21日に、希望ヶ丘商店街を訪問する第3回目の空き店舗ツアーを開催しました。
当日のイベントの様子についてレポートいたします!
本イベントは、横浜市経済局からの委託を受けている「商店街空き店舗コンサルティング事業」の一環で実施しています。商店街での起業に関心のある方に、実際の空き店舗や街の様子を見てもらい、キーパーソンと会話する機会を設けることで、出店を促進することを目的としたツアー型のイベントです。
第3回目となる今回は、希望ヶ丘商店街の空き店舗や名店を巡るツアーです。ツアーのスタート前からやる気満々のスタッフと参加者。コロナ感染予防対策として、毎回参加人数を制限することと、検温、消毒の徹底を行ってまいりました。
希望ヶ丘商店街は、長年地元住民に愛された、ケーキ屋さん「アマンデン洋菓子店さん」の、今春閉店後の半年後に復活という、奇跡のドラマが起きた商店街です。
▼47年間地元に愛され続けたお店を残したい!
~未経験の私が、洋菓子店をオープンさせようと思った理由~https://note.com/sachie317/n/n23f3689fd348
そんなアマンデンさんの元オーナーの奥様、青井純子さんが今回のツアーのガイド役を努めて頂きました。ツアーの前に、青井さんと、横浜市経済局の松永さんより挨拶を頂きました。
希望が丘商店街は、相鉄線の希望ヶ丘駅を起点に、住宅地の方へ坂道を登るように広がっている郊外駅前型の商店街です。生鮮関連や日用品を販売する個人店は少なく、居酒屋やスナックのような飲食店が多いのが特徴です。青井さんご自身も、コーヒーを飲める店が駅下のチェーン店しかないので、カフェのようなお店ができたら嬉しいと仰っていました。
一行はまず、洋菓子店「アマンデン」さんに寄り、現在のオーナーの藤島さんから、お店を引き継ごうと決心した思いや、開店までのエピソードを簡単にご紹介頂きました。
藤島さんご自身は、ケーキ作りのノウハウをもっていた訳ではありませんが、地域から愛されてるこの店を無くすわけにはいけない、という強烈な使命感に駆られ、非常に短期間でお店をスタートすることができました。こうしたリアルなお話が聞けるのもツアーの魅力の一つです。
アマンデンさんの訪問後は、実際に空き店舗となっている物件を巡ります。1件目は駅からもっとも離れた物件で、コンパクトなのが特徴。2件目はコーヒー店だった物件で、アマンデンさんのお店のすぐ向かいといった立地にあります。それぞれ違うタイプの物件を同時に見れるのがツアーの醍醐味です。
まだ17時ですが、11月下旬ともなると、商店街はすっかり夜の雰囲気になっていきます。
最後に見た物件の不動産屋さんは、真っ暗になることを見越して、この日のために照明まで用意して頂きました。地元の不動産屋さんのご協力あってのツアーです。
こちら3件目は、外階段からあがった2階のスペースで、内装もキレイな物件です。そのまま使うこともスケルトンにすることも可能だそうです。
ここでカフェをやったらどうか、重飲食はできそうか、など色々な質問や意見が参加者から出てきました。
空き店舗を見たあとは、今回も「お買い物タイム」を設けて各自でおやつやお土産を買ってもらいました。最後に参加者と振り返りの場を持ちましたが、3回のツアーすべて参加された方もいらっしゃり、ツアー全体の総括となりました。
「空き店舗」としてのツアーは今回が最後でしたが、引き続き現地に赴くためのイベントやツアーを何らかの形で企画したいと思いますので、どうぞご期待ください!