Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

中山治美の”世界中でかき捨てた恥を回収す”

憧れの”バタデン”

2020.12.19 03:01

 ”バタデン”こと出雲大社ー松江間を走るローカル線・一畑電車の存在を知ったのは、2008年のこと。島根を舞台にしたN HK朝ドラ「だんだん」のオープニングで流れていた宍道湖沿いを走る列車の風景が美しくて、「乗ってみたい」と毎朝テレビに釘付けになって見ていたのでした。肝心のドラマの内容は……遠い記憶の彼方へ(苦笑)

 それから12年。ついに念願が叶った!しかもサンライズ出雲→バタデンの移動なんて、まんま映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の中井貴一じゃないですか。

この映画の熱狂的なファンでロケ地巡りしているようで小っ恥ずかしい。

 でも出雲大社駅に着いた瞬間、恥も外聞も忘れましたよ。

 出雲大社前駅構内には、日本最古級のデニハ50形電車が展示されています。

 中に乗り込むと、『RAILWAYS』推し!


 撮影で使用された車両ということもあるのですが、車内は完全に『RAILWAYS』思い出ギャラリーです。三浦貴大さん、若いね!

 そして、いざ乗車。車窓を眺めながら「この辺りで撮影していたのかな?」と映画の余韻に浸ったり、川跡駅では高校生がたくさん乗車してきて「市民の足になっているのだな」とローカル線の重要性を再認識したり、一畑口でのスイッチバックにテツ心をくすぐられたり。

 残念ながらこの日は曇り空で宍道湖を照らす夕陽は見られなかったのだけど、それでも雄大な宍道湖を眺めながらのんびり電車に揺られるのってサイコー!!


やがて電車は終点・松江しんじ湖温泉駅に到着。そのホームにも、駅舎にも、どーんと『RAILWAYS』の文字。


 映画公開からもう10年。どれだけ島根の人たちに愛されているのか。

幸せな映画だなぁ。