闇を吹き抜ける風。
Naoyaです。
今日は二十四節気の22番目、冬至です。冬至は一年の中でもっとも昼の時間が短く、夜の時間が長いとき。二十四節気を知らない人でも、冬至は知っているというケースはとても多いと思います。そして、今日から山羊座の季節が始まります。それにしても、かなり寒くなりました。
冬至は太陽のパワーがもっとも弱くなり、陰陽の陰のエネルギーがもっとも極まるとき。ここから日に日に昼の長さが延びていく陰と陽が逆転する暦の大切なポイントです。冬の間は日照時間が極端に短い北欧などに比べると、日本は冬でも日照時間が比較的長いので、そこまで太陽にありがたみを感じないかもしれません。
冬至は一年の終わりにある節気ですが、冬至付近の闇の長い夜の時間が大好きです。闇を悪いもの、怖いもの、不安なものと捉える人もいるでしょうが、僕にとっての闇はいいものでも悪いものでもなく、自分自身と素直に向き合える場所のように思えます。
この2020年はすべての人にとって、暗い闇の中を延々と低空飛行しているような年でした。先の見えない闇。光の気配が消えた闇。そんな中をただ一心に突き進んでいくけれど、どこまで行っても出口がなくて、不安や恐れが拭い去れないままです。自分の意思ではどうにもならない事象が邪魔をするせいで、もどかしさやストレスが無自覚に積み重なっている人も多いでしょう。そんな中、明日12/22のグレート・コンジャンクションから「風の時代」へとシフトしていきます。
風は吹いたら肌で感じることができるものですが、真っ暗な闇の中にいた方が、ちょっとした風の動きでも微細に感じ取ることができるのかもしれません。
現在、グレート・コンジャンクションの主役である土星と木星は山羊座から水瓶座へ移動し、もうひとつのアクセントとなっている冥王星は山羊座に滞在中です。水瓶座や山羊座の質を高めたいと、ここ最近ずっと使っていたユーカリプタスとベチバーの精油が、最近どうもしっくりと来ないなぁと思っていました。というか、ちょっと重くすら感じるようになっていたのです。
数日前、その日のホロスコープを何気に出してみたところ、惑星たちの配置が水瓶座と山羊座を中心にして、円半分の一方向に偏っていました。そのときふと、水瓶座や山羊座の対向星座である獅子座や蟹座のオイルを使うと、重さが取れてバランスが整うかもしれないと着想して、イランイランにベルガモットをブレンドして使ってみました。イランイランの甘ったるいフローラルな香りはずっと苦手で、ほとんど使わなかったものの、ベルガモットのビターで爽やかな香りと合わせたところちょうどいい塩梅になって、今の自分のモードにしっくりと馴染みました。そして、重さが取れて調整されている感じです。
絶対的なものだと過信して、疑うことなくユーカリプタスとベチバーを使い続けていたら、きっと重いままだったと思うのですが、違和感というちょっとした闇が生じたことにより、自分自身と素直に向き合えて、ハッとするひらめきが風のように吹き抜けてきました。
「風の時代」の恩恵って、こういうものなのかもしれません。解決策や出口は、意外なところにあることを実感しました。
2020年「宇宙詠みチャート」の販売は、いよいよ12/28(日)までです。お見逃しないように。詳細とお申し込みはこちら。