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マヤ

三代目❤夢小説(臣隆編sixth)『冬恋 ②』

2020.12.19 23:00

名古屋に有るTOHOシネマの控え室で、隆二は思い悩んでいた。




ベストヒット歌謡祭の収録前、楽屋裏トークが終わって、臣が俺の握っていたマイクを手に取った。




いつもはそんな素振り、見せないようにしてるのに。




無意識でさり気なく俺の手を包み込むようにマイクを取った。




その優しさに、一瞬…フリーズした。




後から動画をチェックしたけど、誰が見てもハッキリわかるくらいに…




臣のさり気ない優しさに俺は、戸惑いを隠せなかった。




キュン死なんてレベルじゃない。




一生アイツを…臣を独占したいと、本気でそう思った。




その翌日だった。




アイツの新曲が配信されて、初めてMVを見た。




ズシッと心が重くなり、続いて小さなヒビが入った。




心にヒビが入るんだ。




初めての感覚…




どれだけ一緒に居たって、




飽きるほど愛し合ったって、




ひとつにはなれないんだ。




アイツ…




あんな風に、女性を抱くんだな。




俺たちの関係だって、いつまで続くかなんて分からない。




いつか…




あの優しさを失う時が来るのなら…





できるだけ早い方が、傷も浅く済むかもしれない。




ピコン♫




iPhoneがまた鳴った。




ったく、るせーな。




人が感傷に浸ってる時に…




「さっきからLINE鳴ってるよな」




「出なくていいのか?」




隣に座る直己さんが尋ねてきた。




つづく