知ってガッカリ!! あなたがやってるアロマは逆効果かも?
「天然だろうが、合成だろうがいい香りだと感じれば効果は一緒なんじゃないの?」
こんな素朴な疑問を抱いたことありませんか?
味覚音痴であり、嗅覚音痴でもある私は、ぶっちゃけ、食べ物でも日本酒でもワインでも、
ある程度のクオリティーを超えると、違いが分からないまま、「やっぱり違うよね~」と
何となくその場を切り抜けて生きてきました。
アロマオイルの類もしかり、100均~数万と価格はピンキリですが、
数百円のものとエッセンシャルオイルと呼ばれる精油の違いくらいは分かっても、
正直、3000円と5000円のものの判別をできる自信がありません。
あたり前ですが、これらの価格の差は、原料(純度)、製法、品質管理方法によって生まれるものです。
しかし、どんなものでも「いい香り」と感じることができるのであれば、アロマセラピーで言うところの
「リラックス効果」が得られるのではないか?そこに違いはあるのか?というのが、今回のテーマです。
恥ずかしながら、アロマの効果は、芳香剤のTVCMでよく見る光景のように
「う~~~ん、いい匂い!!」と感じることで、気分が良くなる、リラックスできると
短絡的に考えていた私ですが、実は、結構、複雑な仕組みによって心と体に働きかけています。
小難しい話になりますが、そもそも香りとは、目には見えないものの、れっきとした物質であり、においを嗅ぐということは、その物質が体内に取り込まれていることになります。
その伝わり方は、鼻→嗅覚だけと思われがちですが、実は、肺、皮膚からも取り込まれ、全身に作用するようになっているのです。
さらに、嗅覚は、他の視覚、味覚、聴覚、触覚と違い、脳の視床を経由せずに大脳に直接作用する特殊な感覚であるというのも、意外に知られていない事実です。
詳しいメカニズムについては、置いといて(知りたい方は、ググってください)
このことを踏まえると、おいしいから体に良いとは限らないのと同じように
ただ単にいい香りと感じるから体にも良いというわけでもなさそうですね
ちょっと衝撃ですが、人工香料は、アレルギーや喘息、偏頭痛、皮膚炎、神経毒を引き起こす原因になるという学説もあります。
世間で知られているアロマの効果・効能というのは、エッセンシャルオイル(精油)という純度の高いものを
使用した場合のもので、人工的に作られたものに同等の効果はありません。
それどころか、ものによっては、体に悪い影響を及ぼす危険性もあるのです。
スリーピオンの開発者である清水先生曰く
「不純物が多いアロマを使うと、脳がノイズとして処理するため、効果が得られないどころか、
特に睡眠時には悪い影響の方が大きい」とのこと。
アロマの価格差による効果の違いをまとめると
エッセンシャルオイルではない、不純物の多いものには、リラクゼーション効果は期待できない。
逆に、様々な疾患の危険性を高めている可能性がある。
といったところでしょうか。
あらためて、香りの成分は体内に取り込まれ、全身に作用するということを考えると、
アロマにしても、芳香剤、香水にしても、もう少し慎重に選ぶ必要があるでしょう。