大人の見る繪本 生れてはみたけれど(裏にじ)
1. 今日はこれみた。
大人の見る繪本 生れてはみたけれど
1932年 日本
小津安二郎監督
2. あらすじ(wikipediaより引用)
良一、啓二のお父さんは、重役の岩崎の近くに引っ越して出世のチャンスをうかがっている。だが、兄弟の前では厳格そのもの。引っ越しで転校した兄弟は早速地元の悪ガキグループと喧嘩した揚句、鬱陶しくなって小学校をずる休みするも担任の家庭訪問で知られ、二人は父さんから大目玉。そのうち悪ガキ仲間と友達になり一緒に遊ぶようになる。その中には岩崎の子供もいる。ある日、みんなで「うちの父ちゃんが一番えらい」と自慢する話が出る。兄弟も自分の父親が一番えらいと信じて疑わなかったが、ある日、岩崎の家へ行って見せてもらった16ミリ映画の中で、父は岩崎の前でお世辞を言い、動物のまねまでしてご機嫌伺いをしていた。怒った二人は食事も取らず、またしても学校をサボって抗議する。しかし、その抗議も長続きせず母のとりなしで兄弟は夕食を食べて寝る。父も子供の寝顔を見ながら、家族のためとは言いながら子供を絶望させたことを後悔する。翌朝、いつものように父と兄弟は一緒に家を出る。
3. 何回め?
初めて。
4. わたし的お気に入り度(5⭐️満点)
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️満点!!!
5. 予告編。
*これ、予告編じゃなくて本編です。ただし、オリジナルはサイレント映画だけど、これには音楽が乗っかってます。
6. ひとこと。
最高〜!なんて子供たちが可愛いんだ!!1時間半、ずーっと音がないけど、退屈せずにみれます。そして子供たちがきているセーターが気になる!可愛い笑
兄弟の弟がこれまたすごいいい演技をしていたので調べてみたら、子役として出てからなくなるまでずっと俳優さんだったんですね。撮影所に出入りしていたところを小津監督に声をかけられたのがデビューのきっかけだったそうです。さすが!
普段、サントラ重視で割と映画を見ている自分がサイレントでもこんなにワクワクできたのが意外!これが傑作、名作と呼ばれる理由かー!!!
でもね、、10代後半の頃、小津安二郎監督はじめ巨匠たちの作品をビデオでレンタルしてみた記憶があるんだけど、作品の印象が全く残っていない・・・汗
巨匠たちの作品を味わうには若すぎたのかしら。
40代半ばになって改めてまたいろんな作品を見てみたくなりました。
次回の裏にじもお楽しみに!
*「裏にじ」とは飛騨高山にあるコミュニティスペース「にじ」の住人が、たった一人で鑑賞した映画を紹介するコーナーです。
にじではグループで映画鑑賞を楽しむ「にじシネマ同好会」をやっています。