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◇トナカイのミッケルと「メリークリスマス!」

2020.12.24 00:00


 「メリークリスマス!」 盲目のサンタ 亀ちゃん・西亀 真です。

今年はコロナ禍でちょっと静かなクリスマスですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

今年も、亀サンタからクリスマスと、年末のご挨拶です。

さて、私ごとですが、2月から「盲導犬(通称:ミッケル)」とユニットを組み、一緒に生活するようになりました。

それで今回は、その生活の中で気付いたことなどを書かせていただきます。

「親と子は同い年。子供が生まれて親になる」の言葉がありますが、正にその通りで盲導犬・ミッケルと一緒に感動し、悩み、一緒に成長してきた手探りの10ヶ月でした。

盲導犬を持つための4週間のミッケルとの合宿訓練を卒業する時、指導教官の先生から「西亀さん、盲導犬から尊敬されるユーザーさんになってください」の言葉をいただきました。

盲導犬から尊敬される…。

指示は伝えられても会話が出来ない相手に、尊敬してもらえるようになるには、どうすれば…と、深く考えました。

先ずは出来ることからと、とにかく愚直に朝の食事や、トイレの世話など規則正しい生活を送るようにしました。

良い時は一杯いっぱい褒めて、注意をする時は感情的にならないように、短く「NOっ」と叱るようにしています。

それから、毎日のブラッシングの時などは愛情と感謝の心を込めて、丁寧に接するようにしています。

「ミッケル可愛いね、大好きだよ。ミッケル、来てくれてありがとう。いつも助けてくれて、ありがとう。元気でいてくれて、ありがとう。いつも一緒に居てくれて、ありがとう」と、笑顔で口に出しながらブラッシングをすると、尊敬されているか、どうかは分かりませんが、じぃーっと私の目を優しく見てくれています。

言葉は通じなくても、目は見えなくても、「真心はお互いに確実に伝わるなぁ…」と感じています。


先日、盲人のために副音声が挿入された「三本木農業高校、馬術部」という映画を電車の中で聞いていました。

作品の中で「馬術部の女子生徒が、馬と別れるシーン」があるのですが、それが切なくて涙が止まらなくなりました。

と言うのは、盲導犬を持つきまりで、ミッケルが10才になった時に、別れの日がやってきます。

ミッケルは今3才ですが、その別れの場面を想像してしまい、涙がこぼれたのでした。

別れの日、心から尊敬し合えるように、ミッケルと一緒に限りある時間を、大切にたいせつに刻んでいきます。

そんなことから、こちらが尊敬し、感謝をすれば、お互いに「尊敬し合える関係」になれるのかなと思いました。

最後に、今年はコロナで大変な年でしたが、沢山の方に支えていただき、幸せでした。

これまでに出会ってくださった皆様に心から感謝いたします。

今年も一年、本当にありがとうございました。

皆さまのお幸せを、心からお祈りいたします。

では、優しいクリスマスの夜と、希望の新年をお迎えください。

赤いマスクで、「メリー クリスマスっ!」 にこっ!

「幸せの入り口屋」 亀サンタ


先日思い掛けない人から「ブログ読んでるよ」と教えてもらい、大変驚き、とても嬉しかったです。

この「ひとりごと」を書かせてもらうことで、感謝と幸せを再確認でき、「また頑張ろう」という気持ちになれました。

読んでいただけること、とても嬉しかったです。

一年間お読みいただき、本当にありがとうございました。

そして、毎回、毎回、ブログを更新してくれた管理人さんにも感謝で一杯です。

ありがとうございました。

では、来年はまた新しいスタイルでお会いしましょう。

どうぞ、素敵な新年をお迎えください。  

ミッケル&亀ちゃん

※写真は、亀サンタを引いてくれるトナカイのミッケルです。