木星と土星の大接近
2020.12.22 12:47
12月21日(月)夕方、南西の低空で木星と土星の大接近が起こり、その様子を鳥取市さじアストロパークでとらえました。見かけの接近距離は0.1度と、月の見かけの大きさの約5分の1ほどの大接近で、望遠鏡の同じ視野に見ることができました。
もちろん、これは見かけ上のことで、地球から木星までが約8億8600万km、土星までが約16億1900万kmと距離がまったく異なりますので、たまたま同じ方向に見えたということです。しかし、2つの惑星がこれほど近づくのは、1623年以来、約400年ぶりという珍しさです。次回、木星と土星がこれほど接近するのは2080年です!(Ori)
日時:2020年12月21日(月) 17時34分
機材:星のコテージ「ジュノー」15cm屈折望遠鏡(焦点距離1800㎜)
ZWO ASI290MC
備考:露出の異なる2つの画像を合成して調整