本日PP12最終日!
今日は12日間続いた PP12の配信最終日でした。私もまだ描いていない日が5日分くらいありますが、動画を観ながら、とりあえず最終日のものを描いてみました。
やはり最終日はマリア(とリック)でしたね。マリアは絆創膏を指に巻いていました。(もちろん絆創膏にはBronx Cheerの絵が!)「台所で頑張っちゃったのよね〜でもNo Mistakeよね〜」とのことでした。
まずはMimi Lempart CZTのMi2(Me tooミートゥー)という米粒をCカーブで繋ぐタングルを対角線上に書くことから。(黒01)
作者の名前を知って、Mi2(実際には2は小さく上に書く)という名前の理由に今回初めて気付きました。Miの二乗でMimiなんですね。元々はタイル全面に米粒をペグボードのように並べて描くタングルでしたが、2人のお気に入りはこういう使い方なようで、3月の PP08 Day6にも白ゼンダラにMi2を描いていますね。覚えていますか?(写真はその時私が描いたタイル↓)
茶01で米粒と米粒をつなぐ線をオーラして、そのオーラをそのまま伸ばしてMookaにします。Mookaは進みたい方向に自由に。(タイルの形もあり、自然と真ん中へんは長め、端の方は短めになりますね。)
オーラとホリバー(=draw behind)...最初のクラスで必ず教える2つだけど、この2つだけ洗練されたものが描けるんだね...とリック。
そして今回はなんと、MookaにCape(ケープ=マント)/Ruffle(ラッフル=フリル)をつけてしまいます。Mookaの茎のまわりにウネウネと描いて、その一番内側を茎につなぎ、一番外側からも茎側に向けて線を引けば、フリルが完成します。この時の線の角度が大切とマリアも言っていました。
全てのMookaにフリルがついたら、ここがまだ空いている、ここにもう1つほしい、と思えるところにもMookaを追加。どこに加えればよいかはタイルをいろいろな角度から見ていると自然とわかるものとリック。これはDay10の3Zにペイズリーのようなのを描く動画でも言っていましたね。
そして、米粒とつなぐ線の回りをさらに茶01で2回オーラ。Mookaの後ろ側にあるように。(オーラによって出来た3つのレーンは内側から白ハイライト、金Gouache、Graphiteでこのあと最終的に着色される)。
フリルの内側を茶色のパステルチョーク(削って先を尖らせておく)で着色→ブレンド。(ケーキのフロスティングみたいねと2人。)Mookaの根の生え際も。Cカーブの内側にGraphite(鉛筆)で濃く影をつけ、Cの背に白を入れ、立体感を出します。
ここでリックが、描いている途中でイマイチと決めつけずにステップに沿って描き進めることが大切!と、アパートの壁を初めて塗った時の話を例に出して言っていましたね。(これは特にタンタイルあるあるだと私も思います!)
背景は白チャコで着色。この時、マリアはかなりシャープに削ったものを何本も用意していました。タイルの縁は茶色のパステルチョークを塗り、白とブレンドします。
米粒の回りのオーラ外側を鉛筆で着色。最初の黒ペンをなぞって強調(愛を加える)。
その後、黒で、ゼアフォー(Therefore)という数学の記号∴から名前をつけたタングルを背景につけていきます。適宜バランスが悪いところに3つじゃなく1つの点のものも加えてOKとのこと。
私のタイルで∴をつける前はこんな感じ(↑)で、∴をつけるかどうかちょっと迷いましたが(もう十分な気がして)、結局つけてみました。壁紙みたいになりますね。
ここでMookaの頭の付け根に黒でラウンディング。
さて、今回も10日目に続いて撮影裏話がありました。ある時はカメラoffのまま、ある時はピンぼけで、6回も描いたと笑っていましたね。マリアは同じタイルを何枚も描き...でも最後の仕上げが微妙に違って、チェーンのようなのを回り描いたもの(よりガウディっぽく見えると2人)、∴を描いたもの、両方描いたものの3種類を最後に見せてくれました(動画のスクショ↑)。お二人、撮影本当にお疲れさまでしたね。
最後に真ん中の何も塗っていないオーラに金Gouacheで着色し、サイン。タングル名は裏面に書いて、表はタングルパターンそのもののために残してあげてとも言っていました。
今回のPPで2人が繰り返し言っていたことがいくつかありました。
①どこに描き加えるかはタイルを見て感じとる。
②同じものを何枚も描いてみる。
③最後に黒ペンで線をなぞって強調し、愛を加える。
④仕上がったものに後で更に手を加えてよい。
ついつい動画を観ながら、マリアはここにこう描いているとか、何個描いているとかを気にしていまいがちですが、そうではなく、自分のタイルと向き合って、タイルと対話しながら、描き加えるようにしたいなと改めて思いました。