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霊の書

2021.02.23 01:10

アランカーデックの霊の書。

フランスの科学者カーデックが友人の娘を霊媒として受信した霊示。

1856年の出版以来その発行部数は数知れない。

シルバーバーチの霊訓等と並び称される世界三大霊訓の一つ。

ここでは、霊の書(上)より貴重な霊的真理をいくつか記す。


Q「霊は何と定義したらよろしいですか?」


A『霊とは被造物の中の知的存在である。これは物質世界の種ではなく、宇宙的存在物である』


Q「霊と神とは別物ですか。それとも、神の部分、つまり神の子とも言うべきものですか」


A『霊とは神の製作物である、丁度、機械が技師の製作物であるように。即ち、機械は人間の製作物であって、人間そのものではない。しかしお分かりの通り、人は美事な価値ある物を作れば、それを吾が子よと呼ぶ。神に対する吾等の関係はこれである。

この意味で吾等は神の子である、何となれば吾等は神の巧みの作物であるが故に』


Q「霊の創造は今もつづいていますか。それとも最初に行われてそれきりですか?」


A『今も行われている。神は未だかつて創造の手を止められたことがない』


Q「人間の目に見えない霊魂の世界というものがあるのですか?」


A『ある。霊の世界つまり物質を伴わない知性の世界が存在する』


Q「宇宙の見地からすると、霊の世界と物質の世界と、どちらが本源的なものですか?」


A『それは霊の世界である。それはすべてのものより先に在ったし、またすべてのものの後も存在するものである』


Q「霊の世界とは、この空間の中に存在するのですか?」


A『霊魂は何処にでもいる。この無限の空間には、無数の霊が住んでいる。諸君には感じられなくても、霊はいつも諸君の傍に居て、諸君を見守り影響を及ぼしている。

すなわち霊魂とは、大自然の力の一つであり、しかも神の経綸実現のための神の手足であるから。と申して、すべての霊魂がどこへでも行くわけではない。未発達の霊魂には入って行けない場というものがある』