Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

TURTLE MARKETING ACADEMY

1601. クライシスマネジメント(1)

2020.12.24 20:07

4. クライシスマネジメント

 

1995年1月17日午前5時46分に神戸・淡路大震災が起きました。はっきりと記憶に残っていますが朝起きるとテレビがその震災の様子を報じていました。街全体が炎につつまれ、まるで街が爆撃を受けたようで、なにが起きたのかまったくわかりませんでした。それ以前の忘れることができない事件は、1963年11月22日、アメリカ第35代大統領のJ.F.ケネディが暗殺された時で、その時も起床するとテレビが一斉にニュースを放映していましたが、世界はどうなってしまうのかと不安で一杯でした。不安と言えば、2001年9月11日の世界貿易センタービル、2011年3月11日の東日本大震災の福島原発、津波などが上げられます。

1602

神戸震災のニュースを知った時、即座にアクションを起こしたことは、まずビューティアドバイザーの安否の確認でした。関西担当の営業部長に連絡し確認するように指示しました。翌日オフィスに出社すると、大震災の被害が益々拡大していることが明らかになってきました。翌日までにほぼ9割安否が確認され安全に身柄が確保されていることが判明しましたが、まだ1割のビューティアドバイザーの安否が不明で、3日目になっても依然と2人だけが不通のままで、心配は極致に達していました。しかし、やがて情報が入り、一人は当日休暇をとって海外旅行に出かけるために朝5時前に関西空港に向かっている途中に震災にあったことがわかり、旅行はキャンセルになり近くのお姉さんの家に身を寄せていたことがわかりました。もう一人は心斎橋大丸に勤務するビューティアドバイザーで、当日神戸の自宅は無事だったので自宅で待機をしていたそうです。結局は全員無事だったので一安心でしたが、二人目のビューティアドバイザーには厳重に注意をしました。それというのも大丸の同僚やオフィススタッフの全員が心配しているにも関わらず連絡をしなかったからで、同僚は全員歩いて出勤し安否確認をしていたからです。