ベーシックインカム本無料ダウンロードpdf
ベーシックインカム
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内容紹介 遺伝子操作、AI、人間強化、VR、ベーシックインカム。未来の技術・制度が実現したとき、人々の胸に宿るのは希望か絶望か。美しい謎を織り込みながら、来たるべき未来を描いたSF本格ミステリ短編集。日本語を学ぶため、幼稚園で働くエレナ。暴力をふるう男の子の、ある“言葉”が気になって――(「言の葉の子ら」 第70回推理作家協会賞短編部門ノミネート作)豪雪地帯に取り残された家族。春が来て救出されるが、父親だけが奇妙な遺体となっていた。(「存在しないゼロ」)妻が突然失踪した。夫は理由を探るため、妻がハマっていたVRの怪談の世界に飛び込む。(「もう一度、君と」)視覚障害を持つ娘が、人工視覚手術の被験者に選ばれた。紫外線まで見えるようになった彼女が知る「真実」とは……(「目に見えない愛情」)全国民に最低限の生活ができるお金を支給する政策・ベーシックインカム。お金目的の犯罪は減ると主張する教授の預金通帳が盗まれて――(「ベーシックインカム」)【著者略歴】井上真偽(いのうえ・まぎ)神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞してデビュー。第2作『その可能性はすでに考えた』が、2016年度第16回本格ミステリ大賞の候補に選ばれる。その続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』は、「2017本格ミステリ・ベスト10」の第1位となる。さらに「ミステリが読みたい!2017年版」『このミステリーがすごい! 2017年版』「週刊文春ミステリーベスト10 2016年」にもランクイン。2017年度第17回本格ミステリ大賞候補、「読者に勧める黄金の本格ミステリー」にも選ばれる。同年、本作に収録されている「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補に。2018年には『探偵が早すぎる』が滝藤賢一、広瀬アリス、水野美紀出演でドラマ化され話題となる。 内容(「BOOK」データベースより) 日本語を学ぶため、幼稚園で働くエレナ。暴力をふるう男の子の、ある“言葉”が気になって―「言の葉の子ら」(日本推理作家協会賞短編部門候補作)。豪雪地帯に取り残された家族。春が来て救出されるが、父親だけが奇妙な遺体となっていた「存在しないゼロ」。妻が突然失踪した。夫は理由を探るため、妻がハマっていたVRの怪談の世界に飛び込む「もう一度、君と」。視覚障害を持つ娘が、人工視覚手術の被験者に選ばれた。紫外線まで見えるようになった彼女が知る「真実」とは…「目に見えない愛情」。全国民に最低限の生活ができるお金を支給する政策・ベーシックインカム。お金目的の犯罪は減ると主張する教授の預金通帳が盗まれる「ベーシックインカム」。 商品の説明をすべて表示する
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表紙に「SFミステリ短編集」とあるが、SFが苦手な自分でも抵抗なく読み進めた。最先端技術や理論を扱ってはいるが、現代人にとって身近なテーマであり、特殊知識も必要ない。読後感は純粋なミステリ短編集。その中で個人的ベストは「もう一度、君と」。ここで扱われている、真相に気づく端緒となる手かがりは秀逸。この手かがりをきっかけに物事の見方が反転し、VR技術と密接に絡んだ一人の女性の真実が明かされる。本作品の中で、ミステリ要素と最先端技術が物語に最もよく溶け込んだ傑作です。ミステリ要素という意味では、巻頭の「言の葉の子ら」の、矛盾する細かな手がかりを丁寧につなぎあわせつつ真相を導き出す手腕が見事。また、物語性という点では、「目に見えない愛情」の、ミステリとしてのどんでん返しが父娘の絆という物語にドラマチックさを付与しています。掉尾を飾る「ベーシックインカム」は、ミステリとして特筆すべき点はないが、最後を締めくくるにふさわしい短編で、それまでの短編は未来への視点が楽観的過ぎるのではという違和感を解消し、この短編集の存在意義とでもいうべきものを高めている。全体として、ミステリとして作者特有のマニアックさはなく、最先端技術や理論を巧みに絡めた物語性が豊かな本短編集。SF好きではなくても、ミステリ好きでなくても、小説好きであれば楽しめるおススメの一冊です( '∀` )