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初版 金枝篇〈上〉 (ちくま学芸文庫) epubダウンロード

2020.08.31 12:07

初版 金枝篇〈上〉 (ちくま学芸文庫)

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初版 金枝篇〈上〉 (ちくま学芸文庫) epubダウンロード

によって ジェイムズ・ジョージ フレイザー

3.6 5つ星のうち10 人の読者

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内容(「BOOK」データベースより) 「肘掛椅子の人類学」と断じ去るのは早計だ。ただならぬ博引旁証に怖じる必要もない。典型的な「世紀の書」、「本から出来上がった本」として、あるいはD・H・ロレンス、コンラッド、そして『地獄の黙示録』に霊感を与えた書物として本書を再読することには、今なお充分なアクチュアリティがあろう。ここには、呪術・タブー・供犠・穀霊・植物神・神聖王・王殺し・スケープゴートといった、人類学の基本的な概念に関する世界中の事例が満載されているだけでなく、資料の操作にまつわるバイアスをも含めて、ヨーロッパ人の世界解釈が明瞭に看取できるのだから。巧みなプロットを隠し持った長大な物語の森に、ようこそ。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) フレイザー,ジェイムズ・ジョージ 1854‐1941年。スコットランド生れの人類学者。グラスゴー大学卒業後、ケンブリッジのトリニティ・カレッジに進み、リヴァプール大学教授、トリニティ・カレッジ教授を歴任し、1914年ナイトに叙任 吉川/信 1960年生れ。中央大学大学院博士課程退学。和光大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

以下は、初版 金枝篇〈上〉 (ちくま学芸文庫)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。

金枝篇は壮大な野心をもった本であって、そして野心的な活字とは必ずこういう形になる。それは「一冊の中に世界を閉じ込める」という野心だ。詩集であっても、文学であっても、科学書であっても、数学の論文であっても、哲学書であっても、偉大な本においては、必ず野心の内容は一致する。フレーザーはこの野心のために二つのことをしている。ひとつ、壮大は人類史を叙述する。ふたつ、膨大な事例を集める。このうち、ひとつめ、人類史の理論については完全に賞味期限が切れている。同じ頃に日本で書かれた活字に柳田国男によってなされた諸々の研究があるが、こんにち、民俗学者が柳田に言及することはあっても、人類学者がフレーザーに言及することはまずありえない。金枝篇を読むさいは、人類史の叙述とキリスト教の解釈には眉に唾をつけて読むことになっている。ふたつめの膨大な事例ついては、おそらく永遠に残る偉大な仕事だと思う。さらに隠し要素として、フレーザーは文体が神がかって美しい。これだけ面白い文体で書く学者というのはまずいない。たとえば一章、一節の書き出しからしてすでに学術書の風ではない。ターナーの絵画「金枝」を知らないものがいるだろうか。一面の情景を覆っているのは黄金色に輝く想像力である。(中略)小さな森の湖ネミ、古代の人々が「ディアナの鏡」と呼んだその湖の、夢のようなヴィジョンである。アルバノの丘陵の緑の谷間に抱かれた、鎮静とした水面を目にしたものは、これを決して忘れることができない。土手にまどろむ―(以下略)このように実在しない世界の細かな風景描写が延々と続く。これはフレーザーが古典学の研究で学者のキャリアをスタートさせたことと関係がある。文学書として読んでも面白い、という点も金枝篇の素晴らしさだと思う。