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インフルエンザ&風邪対策 キモは「アルカリ化」

2020.12.25 12:58

私たちには自らの力で体を守る、という機能が備わっています。この機能ができるだけスムーズに働けるように、体を整える方法をケイシーは示しました。


今回はインフルエンザ&風邪対策について。

「アルカリの中ではインフルエンザの菌は増えることはできない」とケイシーは主張します。

どうすれば体をアルカリ化できるのか?どうすれば体を守れるのか?

ここではケイシーが勧めた方法を実行しやすいように「わりとカンタン」「材料を手に入れやすい」「基本に沿った簡易版」をメインに紹介しましょう。


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インフルエンザ&風邪対策のポイント3つ。


1)体をアルカリ化する

2)免疫機能の活性化のために、血液の質を上げる

3)体液の循環をよくする


具体的には「体をアルカリ化する食事」「毒素の排泄」「体液の循環を促すための、オステオパシーやマッサージ」など。


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リーディングではどのように述べられているのでしょうか。


<エドガー・ケイシーのリーディング>

(問)「最近、風邪と咳が長引いたのは、私の方に問題があったからでしょうか?」

(答)「酸性過多だ」(457-12)


「これらは抵抗力の不足による影響であり、体が酸性過多になるのを許したことで、風邪、あるいはインフルエンザ、流感の影響を受けることになった」(710-2)


(問)「ほとんどいつも風邪を引いたり、喉や耳が痛くなったり、気管支にトラブルがあるのですが、これらの原因と治療法を教えて下さい」

(答)「・・・略・・・これらは適切な同化吸収ができていないために酸性過多になっているのが原因であり、うっ血と酸性過多のためである」(4017-1)


「指示したマッサージはあまり頻繁には行わないが、風邪とうっ血があるこれらの時期に排出経路を確保するには、オステオパシー的な整体を行うことが非常に有益である。あまり強くせず、迷走神経中枢の辺りと、頸椎部位にある肺と胃の中枢、および心臓を回復させるために胸椎1番および2番にある神経叢辺りにのみ行うこと――これが良いだろう」(710-2)


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今回の全体像

まずはインフルエンザ&風邪を【よせ付けない】ように予防する。

もしも侵入してきたときは【入口でせき止め】る。

それでも影響を受けてしまい【体がツラくなった】ときの対策、と3つの段階に分けています。


【段階1】予防&ベース強化編

●体をアルカリ化する食事をする・・・NG!&GOOD♪

●毒素を出す・・・排泄経路を整える


【段階2】ノドがあやしくなったとき編 ~入口でせき止めたい~

●ノド・食道をアルカリ化・・・重曹クラッカー

●食事の調整・・・液体から徐々に個体へ

●+αを2点・・・玉子酒ケイシー流/湯たんぽ


【段階3】ゼイゼイ・カッカ、ツラくなってきたとき編 ~エネルギーアップ&クールダウン~

●肺のエネルギーアップ・・・アップルブランデー蒸気/玉ネギ湿布

●ほてりダウン・・・オイルマッサージ


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それでは始めましょう。

【段階1】 予防&ベース強化編

~よせ付けない~


●体をアルカリ化する食事・・・NG!&GOOD♪

まず第一歩は、酸性になる食べ物を避けます。

せっかくアルカリ化する食べ物を摂っても、同時に酸性化するものを食べていては、アクセルを踏みながらブレーキを踏むようなもの。

酸性化するものを止めて、アルカリ化するものをたっぷりとりましょう。


<NG! 体を酸性化するものを避ける>

・豚肉。およびその他の獣肉。もしも食べるなら羊肉か鶏肉を少し。

・揚げ物

・白砂糖

・炭水化物(米、小麦、ジャガイモなど)は少量に

・炭酸飲料


「ノー・ポークノー・フライドフード!」とケイシーはひんぱんに言いました。


<GOOD♪ 体をアルカリ化するものを食べる>

・新鮮な野菜。特にセロリ、クレソン、レタス!ニンジンも

・水をたくさん飲む

【イチオシ】柑橘類。食べてもよいが、絞ってジュースにすると吸収がスムーズ。約1リットルの柑橘系ジュースを30分以内に飲む。身体を急速にアルカリ化してくれます。ミカン、オレンジ、レモンなどを混ぜてもよい。体温程度に温めるとなおよい。

 (注)柑橘と炭水化物は同時に食べない。少なくとも2~3時間開ける。

 (注)市販の濃縮還元ジュースは酸化しているので避ける。搾りたては酵素もイキイキ、何よりもおいしい♪


<エドガー・ケイシーのリーディング>

「身体をアルカリに保つならば――特に、レタス、ニンジン、セロリでそうするならば、血液供給の中でこれらが、人を免疫にするような状態を維持するだろう」(480-19)


酸性過多に疲労が加わったために風邪を引きやすくなった、というリーディングもあります。ケアしつつ、ぜひ体をゆっくり休めてください。



●毒素を出す・・・排泄経路を整える

・オステオパシー、マッサージ・・・血液、リンパ液の循環を促す

・緩下剤、腸内洗浄・・・消化管を浄化しておく


*緩下剤としてケイシーがよく勧めたのは、センナをシロップ状にしたキャストリア (Castoria Laxative/フレッチャーズ社製)。現在は商品名「Fletcher’s Laxative for Kids」として販売されており個人輸入で入手可能。日本国内でもセンナをベースにした様々な製品がある。


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【段階2】 ノドがあやしくなったとき編

~入口でせき止めたい~


●ノド・食道をアルカリ化・・・重曹クラッカー

ノドにイガイガを感じ始めたときはノド全体をアルカリ化して、ウィルスがノドで増殖するのを阻止します。腸まで侵入すると症状が長引いたり重くなったりしやすくなるそうです。

弱アルカリ性の重曹を、ノドにしばらくとどめるのがポイント。


① クラッカー(2枚。塩分少な目がおすすめ)を細かく粉状に砕く

② 重曹を混ぜる

③ 上記を食べる。しばらくの間、喉にへばりついているのがポイント

④ 20~30分たったら水を飲む


*重曹・・・重炭酸ソーダ、炭酸水素ナトリウムとも呼ばれる。ここでは薬局で購入できる精製された薬用の重曹か、製菓・料理用を使用。掃除用の重曹は不純物を多く含む場合があるし、衛生基準も異なる。


<エドガー・ケイシーのリーディング>

「なぜなら、インフルエンザの菌は重炭酸ソーダの中では長くは生きられないからだ」(348-6)



●食事の調整・・・液体から徐々に個体へ

① 液状を除いて、ほとんどの食物を控える。消化系の負担を減らす。

大半は柑橘系のジュースに。1日に何度も飲む。

温かく(48度以下)して飲むとなお良い。48度以上になると酵素が壊れる。

冷たいままなら、ゆっくりと飲む。炭水化物を食べる場合は2~3時間以上開けてから。

② 体力がついてきたら、野菜ジュースなど半流動食にする。

③ 徐々に固形食に戻していく


*消化系に負担がかからないと、消化に使うはずだったエネルギーを身体の回復のために使えます。



●+αを2点・・・玉子酒ケイシー流/湯たんぽ


<玉子酒ケイシー流 「エッグノック」>

味はミルクセーキ(ミルクに甘味を加えたもの)という感じです。

① 鍋に卵黄(1個分。白身は入れない)を入れる

② ウィスキー(小さじ2)を入れる

③ 砂糖(大さじ1~2)を入れ、弱火にかけて混ぜる

④ 砂糖がとけたらミルク(コップ1杯)を加え、弱火で温める


*ウィスキーはあらかじめ加熱するパターンもある(アルコールを飛ばす目的?)。

*砂糖・・・てんさい糖や黒砂糖がおすすめ。

*飲用後は車の運転を控えるなど、体調にご注意ください。


<湯たんぽ>

湯たんぽを、布団の足元に入れてゆっくり休む。


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【段階3】 ゼイゼイ・カッカ、ツラくなってきたとき編

~エネルギーアップ&クールダウン~


●肺のエネルギーアップ・・・アップルブランデー蒸気/玉ネギ湿布

<アップルブランデー蒸気>

リーディングでは「焦がした樫樽」を使用するよう指示されていますが、入手にかかる時間・手間・お金と、扱いにコツが必要なのを考慮し、ここでは手軽にできるアレンジバージョンを紹介します。


① 容器(ガラスやペットボトル)に炭と、アップルブランデーを1/3くらい入れてフタをする

② 少しして蒸気が容器に充満したら、フタを開けてゆっくり蒸気を吸う


*蒸気を吸うのが目的なのでブランデーを飲む必要はない。

*アップルブランデー・・・原料100%リンゴのものを使用。「カルバドス」「VSOP(白)」など。

*炭・・・もしもあれば樫(カシ)の炭。なければ入手できる炭。

*蒸気のみの吸入ですが、念のため車の運転は控えるなど体調にご注意ください。



<玉ネギ湿布>

★生バージョン

①玉ネギ1個を生のまますりつぶす

②ガーゼに挟んで胸に当てる


★加熱バージョン

①玉ネギ1個をみじん切りにして、フライパンでかるく加熱する

②コーンスターチ大さじ1加えて混ぜる

③ ガーゼに挟んで胸に当てる


*各バージョン共通:湿布の厚さは1~2センチくらい。1回2時間くらい、一日数回当てる。



●ほてりダウン・・・オイルマッサージ

① ピーナツオイルと醸造アルコールを1:1で合わせる

② 分離しているので、使う直前に振って混ぜる

③ 背中、首、わきの下、などに刷り込む


*醸造アルコール・・・穀物が原料のアルコール。例えば「いいちこ」など。

*1回に作る量の規定はありませんが目安は各50cc(計100cc)くらい。適量を使用。

*ピーナツアレルギーの方はお控えください。


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最後に、心の持ち方によっても風邪を引き寄せるというリーディングをご紹介。穏やかにすごしたいものです。


<エドガー・ケイシーのリーディング>

「この実体は、怒ることでひどい風邪をひいている。たとえ妻に向けてであっても、他人をののしることによって風邪をひくことができる」(849-75)


・泰・


<参考>

●『インフルエンザの予防と治療』NPO法人日本エドガー・ケイシーセンター

●NPO法人日本エドガー・ケイシーセンター

edgarcayce.jp


*本内容はエドガー・ケイシーのリーディングに基づいて構成されたものであり、いかなる治癒を主張するものではありません。

*本文で紹介している内容は医師の診断や処方に替わるものではありません。応用される場合は医師あるいは資格ある医療従事者の指導のもとに行うことをお勧めします。ここに紹介する方法を適用した結果としてどのような状態が生じようとも関連する団体および個人はその一切の責任を免れるものとします。