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言語聴覚士の仕事 pdfダウンロード - 内容（「BOOK」データベースより） 国家資格としての言語聴覚士が誕生した。コミュニケーション障害に関する専門職として保健・医療・福祉・教育等々の分野で言語聴覚士への需要はますますふえるであろう。―どのような仕事なのか。どうすれば言語聴覚士になれるのか。これからこの仕事を目指す人に向けて現場での実践をもとに詳述する。 内容（「MARC」データベースより） コミュニケーション障害に関する専門職として、国家資格に認定された言語聴覚士。医療や福祉、教育などの分野で活躍が予想される言語聴覚士の仕事内容や言語聴覚療法について、現場での実践を基に詳述する。

以下は、言語聴覚士の仕事に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。

言語聴覚士とは、もっとも最近法制化によって医療スタッフに加わった資格で、この本では、おもにこの仕事がどんなもので、どんな社会的ニードから法制化に至ったのか、を説明しています。本書の機能は大きく3つあります。1.仕事内容じたいあまり知られていないことから、その内容紹介と範囲を十分説明し、啓発する。2.その養成のためのプログラム−−カリキュラムの一部を紹介し、動機づけを促す。3.理論と実務紹介で構成し、この仕事のポイントを分かりやすく示す。そこで、最初に聴こえとことばが障害されるとどうなるかという視点から、両者の機能面を説き、時々有資格者の職業上の体験談のページを挟みながら、そのブリーフアウトラインを浮上させる方法で、言語と聴覚の機能を明確化してゆきます。即ち、コミュニケーション（分かち持つこと）のあり方、という話題に収斂してゆくわけですが、ヒトが耳（広義）を窓口として、音声言語の世界に開通し、状況や表情を掴み取り、他の感覚情報などと連合し、概念や情緒を形成してゆく契機として、言語聴覚を捉えるスタンスでしょうか。本書には、この意味でさまざまなスタンスを持つセラピストやその教員たちがコラムに登場しますが、おしなべて言える点は、それぞれに専門分野が少しずつ違えど、言語聴覚系への理念をともにしており、またその障害状態を克服する、あるいはうまく付き添う、という点でつながっており、ひいては生涯学習の考え方にも通じる要素があります。そして、第二部では、体系としての言語聴覚系を踏まえた諸実践からの経験則のようなことが記載されています。そこで、本書をざっと概観するだけでも、次のような事柄が知られてきます。1.クリニカルな対象としての言語聴覚系は、周辺他領域との連合により複合的である。2.世界の窓口機能のために改善した場合の効果が著しい。3.改善への動機づけは関係者の双方に属している。本書を読了されて、なお本職に興味関心ある場合には、巻末に参考文献表、各地区の拠点病院等連絡窓口、互助会など全国の関係組織の所在と連絡先も記載があるので、それらを参照されるとよいでしょう。即ち、本書のような本から一つの出会いなどが発生し、よいラポールが構築されてゆくことは望ましく、個人的ひいては社会的にも意義深いことだと思います。障害のある方もない方も、また本職に興味がある方もない方も、一度こうした本を目にされると、身近な場面に対するアンテナが変わり、かかわりの次元に変化の兆しがあることと推察されます。本書を、幅広い相の方々におすすめしておきます。