All great achievements require time. - 東北空手道場
2020.12.31 23:00
「木の上に立って見る」から「親(おや)」。
昔、こんな風に教わりました。
親は常に高い所から子供が危なくないか見ているからだそうです。
子供を大切に思う気持ちがでています。
でも、最近はこうも思うのです。
「親が木に登るやり方を、子供は見ている。そして次に親は木の上に立ち、子供が登ってくるのを見ている(待っている)」と。
まず、子供にお手本を見せる。
言うだけなら、誰でもできます。
だから、大変ではありますが、身をもって見せてあげる。
次にそれを子供にやらせる。
木の上から子供の様子を見ながら、アドバイスはするけど、木から降りずに登ってくるのを待つ。
年齢を考慮するのは当然ですが、子供の事を全てやってしまう大人がいますが、これはどうかと思います。
「困難を取り除いてあげる人」と「困難に打ち勝つ方法を身につけさせてあげる人」。
僕は後者の方が「親」らしいと思います。
最初は嫌われる事もあるかと思います。
できない事をやらせるから。
でも、だからといって、全て代わりにやってしまうといつまでもできないと思います。
自分がすべき事を行ったなら、後は待ちましょう。
頑張っている人を見て、応援しながら。
コラム筆者・東北空手道場 松本隼也
「勇は優から」「自分を信じる」「やりきる」。この3つの道場訓にしています。なにもないひとりの「人間」として稽古する。シンプルですが、究極のセルフケアを実践する場になれるよう心がけた指導を目指しています。
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