願成寺古墳群美術展 室内展 「ある形」その2
展覧会を見に来てくださった方を「願成寺古墳群」へお連れして、
さらに最近発見発掘された「笹山遺跡」へ
一号墳は一番大きくて石室内に入ることが出来ます。
4年前はこちらで展示をさせてもらいました。
何と言っても石室の中からみた景色が最高に美しいのです。
これでトリコになったと言っても過言ではありません。
2017年の展示の様子
「楣庵」と名付け、茶室に見立てました。
その2年後の2019年は3号墳に展示させてもらいました。
3号墳は石室の入り口が少しだけ見えている古墳です。
あちら側の入り口のエントランスとしてゲートを作りました。
さてさて来年も古墳群美術展に参加します。
こちらの石室を舞台に構想中です。
準備は実は去年から着手しているけどなかなか大変です。
どんな世界を作れるのか。
不安と期待でいっぱいです。
さてさて、そんな願成寺を後にして
最近発掘されて話題の「笹山遺跡」へ
発掘されて話題と言うのはいろんな意味を含めています。
古墳と発表されたにも関わらす3世紀、200年代の遺跡だからです。
大垣から岐阜までの地域は弥生から古墳時代までの過渡期の遺跡が多く存在しています。
ここから古墳時代です!という線引きは難しく、いろんな解釈があります。
私としてはこれは違うのでは。。と考えています。
どんなことでもまじりあう時間や空間があるのです。
それはあの世とこの世も同じと思っています。
汽水域なのです。
岐阜新聞の紹介
https://www.gifu-np.co.jp/news/20201212/20201212-28520.html
埋め戻される前に見ることができて良かった。
発掘の臨場感と掘り起こされた時代の空気がにじみ出ているようでした。
さてさて今年の展示はかさじゅうで31日まで。
来年は1月のノリタケの森ギャラリーから始まります。
良いお年をおむかえください。