「静か」を意味する‘Silent’と‘Quiet’の違い
おはようございます、Jayです。
例年なら多くの人がお正月を実家で過ごすために帰省されます。
ですのでいつもならこの時期の東京は比較的静かですが、私の周り含めて帰省しない人がけっこういます。
この年末年始は全国的にいつもと違った感じになりそうですね。
さて、「静か」を意味する英語に“silent”や“quiet”などがありますが、この違いは分かりますか?
今朝はこの“silent”と“quiet”の違いをやります。
“silent”=「(無音の)静か」
“quiet”=「(あまり音がしない)静か」
夜の森の中や防音部屋でジッとしていてまったく音がない状態が“silent”です。
図書館やテスト中など(無音ではないけど)多少の音はあるぐらいの静かな状態が“quiet”です。
「静かにして」を英語で言うと“be quiet”ですね。
もしこれが“be silent”だったらどうでしょう?
話し声や聞いている音楽の音量を下げるのではなく無音にしないといけませんのでかなり酷な事を要求しているでしょう。(;^_^A
ただし“音を立てない”ではなく、“話をしない”だけなら“silent”はありです。
“ドミノ倒し世界記録を組み立てている時はどっち?”
ん~、難しいですね。
間違いなく“quiet”ではあると思います。
おそらく一人一人の集中が研ぎ澄まされていて周りの音が入って来ないと思うので、そういう意味では“silent”とも言えますね。
おまけ:
他に“silent”と“quiet”を使う時。
アメリカは逮捕時に被疑者へ黙秘権などの権利(Miranda Rights)を読み上げますが、この出だしが“You have the right to remain silent”(あなたには黙秘権があります)です。
これは“音を出さない”という意味ではなく、“話をしない”という意味で使われています。
明石家さんまさんなどよく喋る方もいれば高倉健さんのように物静かな方もいらっしゃいます。
この物静かな性格を“quiet”と表現します。
“He is a quiet person.”
「彼は物静かな人です。」
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Have a wonderful morning