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breath works _ 「 呼吸」

この世界に生きる。

2020.12.27 23:25

いま

この文章を読もうと、この記事を見てくださっているあなたに、感謝します。



わたしは、生きることの意味、真理とはなにか、それを求めてきたわけではありませんでした。


ただ命があって、目の前にやらなければならないこと、生活を営む、食べること、眠ることの欲を淡々とこなしていた様に思います。


そんななかでも、わたしは表現者、芸術家に憧れました。自分には何かを作り出すことができない、歯痒さ、嫉妬、羨望に苛まれてきました。でも、何をしたいかもわからないのにです。

自分が何をしたいのかを、外側の輝いて見える人の中に求めていたのです。


2020年4月に転職しました。

職場がかわりましたが、大阪に来て10年目にして今までにないほど、制約の少ない自由な職場です。周りの方々も、日々クリエィティブな感性を働かせます、そして個々人の創造性を尊重しています。そしてわたしはまた、自分の存在価値をクリエィティブな角度から否定するわけです、自分には才能がないと。


逃げ出すと同じシュチュエーションがやってきます。



そんななかでコロナ禍に陥ったわけです。


人々の恐れ、弱さ、強さが表面化します。

クリエィティブなことどころではありません。


環境保全の基準はありますが、感覚はそれぞれの内側を露呈していきました。



そんな中、わたしは高熱を出してお休みさせていただくことになりました。


新型コロナの疑いがあるわけではありませんでしたが、高熱により周りを不安にさせてしまうかもしれない、もちろんそれはあります。


夜間に病院にかかり、運良く次の日にはPCR検査も受けられ、陰性と判断されました、そして会社の規定により数日自宅待機になり静養しました。


たくさん考える時間がありました。

一旦停止です。


外からはさまざまな反応がありました。

たくさんの気遣い、優しさに触れる、直接ではない無言の優しさもありました。


なにより、私の恐れが創り出した不安より、優しさが優ったことに気づけたのです。



話が行ったり来たりしていますが、みなさんついて来れていますか。


何か形のあるものを残すとか、創り出すこと。

そういう憧れはもちろんありますが、生きていて、目の前にいる人に何を発言して、行動を起こすのか、自分が何を感じ、どうしたいのか、呼吸し生きること自体がその人の表現になります。


もう一度いいます。


あなたが

生きている

呼吸している

口からことばを発する


ことばに傷つけられた

記憶があるかもしれません。

だけど

ことばに救われる人がいます。

わたしはことばに救われました。


ことばには力があります。


それ自体が

ただあることが

表現なのです。


ひとつひとつの呼吸を

ことばを


瞬きする一瞬を大切に


生きたいです。


お読みいただきありがとうございます。