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マヤ

三代目❤夢小説(臣隆編sixth)『冬恋 ⑦』

2020.12.28 23:00

昼過ぎに羽田に着いた。




マネージャーと別れて早足でVIPルームへ向かった。




VIPって言っても、一般の旅行客やビジネスマンも使うんだろ?

この“ダイヤモンドプレミアラウンジ”。




自動ドアを抜けて案内係に用件を伝えると、広いフロアに通された。




人っ子ひとりいない。




平日だからかな?




にしても、居なさすぎでしょ、これ。




健ちゃん何処だろ?




フロアの真ん中辺りまで来て、手荷物を置いた途端、

後ろから強い力で引き寄せられた。




「へ?…健ちゃん、何してんの?いきなりバックハグなんかして」




いや、違う。




この香りは…




「やっと捕まえた」




「臣⁉︎」




「もう離さないから、覚悟しろよ」




「ちょっ…待ってよ!健ちゃんと一緒なの?」




「健二郎くんなら、来ねぇよ」




「こうでもしないと、お前ムクれたらしばらく会ってくんないだろ」




「だから、健ちゃんの手を借りた」




「健ちゃんに嘘までつかせて…」




「嘘なんかついてない。健ちゃん“俺、待ってるから”って言ったか?言ってねぇだろ」




「…言ってない」




「一回離してよ、臣」




「ダーメ」




「寝てないんだろ?ちょっと顔見せて」




「せっかくフロア丸ごと貸切にしたんだ。しばらく言うこと聞けって」




「貸切⁉︎こんな広いフロア…バッカじゃないの!信じらんない…」




バックハグしたままで臣は何も返さずに、2回、耳と頬にキスしてきた。




温かい吐息が顔にかかる。




そこまで来たら、次を期待してしまう。




何度も口づけしたから知っている、臣の…




甘い蜜の味…




「ふっ……ん」




されるがままに唇を合わせ、しばらくはお互いを確かめ合う。




甘くて心地よくて…溶けそうになる。




別れようなんて、心にもないこと、言える訳がない。




この唇は…




俺のもんだから…




誰にも譲れない。




つづく