Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

【今年の振り返り②】御礼2020の注釈~個人的な覚え~

2020.12.31 07:51

今年最後にアップする「御礼2020」の注釈を個人的な覚えとして、アップさせていただきます。

【超大型連休】

新型コロナ・ウイルス対応でGWが現役サラリーマンとしてはあり得ない12連休(4/25-5/6)で山ほどの時間を得たものの、「不要不急の外出は避けるように」との制約付き。

どうなるものかと思いきや、家の中に見つけた”不要不急”。お陰で時間が全く足りない展開になり、リタイア後の時間の使い方に自信が持てました。笑

【家庭菜園:”不要不急”の中の幸せ①】

種を蒔いたパクチー、葉大根、青シソ、シソ大葉、髭ネギ、ベビー・リーフ、モロヘイヤ、苗から育てたミニトマト、なす、ピーマン。。。紆余曲折、その後メンバー交代でバジル、サラダ菜等々。生命力の豊かさをまざまざと学ばせてもらった上に、美味しゅうございました。感謝。

【お料理3年生に進級※:”不要不急”の中の幸せ②】

3月中旬頃、外食に飽きたことから徐々に自炊再開、4月中旬にほぼ完全復活。私の行きつけである福岡・春吉の中華料理店紅蓉軒 下田シェフの「簡単な中華料理講座」で作った炒飯や青椒肉絲にてお料理2年生を卒業。

料理の腕に合わせてキッチンの整理・整頓が進み、その次に器に興味が出た辺り、自分を客観的に見ていても面白かったです。

※勝手に創造したお料理小学校。それぞれの課題は、1年生は何でもいいから楽しく料理を作る。2年生は人に出せるレベルの一品を増やす。3年生は一回の食事の完成度(メニュー構成、見た目、どうやってほぼ同時に作り終えるか等)と毎日作る献立のつながり(食材のうまい使い回し)。この道をこのまま進むと、昔の料理上手の専業主婦のレベルに到達すると思われますが、さて、どこまで行けるのだろう?

【Audio&Visual System再構築:”不要不急”の中の幸せ③】

ユニバーサル・プレイヤーのマランツUD9004、サブ・システム用アンプにAmlech AL-602H等を購入。ケーブル配線から再度見直し、DVD/ Blu-ray演奏、及び、映画等を気軽に楽しむサブ・システムの大幅なレベル・アップに成功。但し、配線が複雑になり過ぎて、接続図を見ないとちゃんと映像を映し出せませんが。苦笑

その結果、映像付き演奏ソフトの楽しみ、演奏に映像があることの説得力(ごまかし?)を再認識し、その結果として起きたソフトの爆買い・鑑賞三昧。

多くのいい演奏に巡り合えた年になりましたが、中でもベートーヴェン生誕200年の1970年に演奏されたクレンペラーの交響曲チクルスは大ホームラン!チェリビダッケともまた違ったスローテンポの中、ひたひたと歩み続ける緊張感に満ちた音楽。映像と共に聴けることの喜びを痛感したセットでもありました。

そして、キース・ジャレット。2度の脳卒中で再起が危ぶまれていますが、名古屋・藤が丘の靑猫(アオネコ)さんで聴かせていただき、即買いしたこの1枚。

テンションの高さが大切なのはジャズもクラシックも同じであることを思い知らされた演奏。。。コロナ禍の中での演奏会のあり方を模索し、ベートーヴェン生誕250年イベントでもフル・パワーで頑張っていたNHKのE-TV等も含め、他にも多くの素晴らしい演奏ソフトに埋もれ、未だに幸せな日々が続いています。

【映画】今年は例年になく、映画を観ました。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実:カリスマ/時代の寵児、時代の空気感を感じることが出来、日本のジャズの歴史を振り返る上でも良かったです。また、コロナ禍自粛直前に観に行ったのですが、映像の力の強さをまざまざと感じるキッカケにもなったように思います。

メイキング・オブ・モータウン:福岡・JABのマスターのオススメで観に行った映画。フォードのラインがモデルで分業体制を確立した?!という驚きや黒人差別・アメリカ公民権運動についての生々しい時代の証言もあれば、シュープリームス(ダイアナ・ロス)、スティーヴィー・ワンダー、マイケル・ジャクソン等々、若き日のスター達の映像も観れる等、最初から最後までとても興味深く、「マスターのおススメにハズレなし」を無事に更新。

映画としてもとても良く出来た一本でした。

ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad):開店50周年記念映画でしたが、身悶えしながら吹く阿部薫を見て、死ぬつもりだと思ったと語るマスター菅原正二さん、その映像がともかく衝撃的でした。

マイルス・デイヴィス クールの誕生:映画「死刑台のエレベーター」での有名な吹込み風景やカインド・オブ・ブルーでの録音風景での綺羅星のようなスター達の若い姿を楽しみましたが、とにもかくにも、マイルスの音の魅力にノックアウト。ただ、ちょっとずついい所取りで聴かされたため、全曲をちゃんと聴きたくなったのは戦略でしょうか?

フランスではその当時、芸術の最高峰がジャズだった、アメリカでもジャズは熱狂を生み出す音楽だった、マイルスはお洒落でスマートにフェラーリを乗りこなす等、黒人のイメージ好転する存在であった等々、勉強にもなりました。

別府・ブルーバード映画館

熊本では上映されなかったベイシーの映画を観るために初めて行きましたが、歴史の感じられる何とも味わい深い映画館で、ファンになってしまいました。

あと、別府にはファンクさんがあるのですが、逆に大分市内のネイマさんの後に訪問するので、これまで夜中にしか辿り着けなかったこの街。実は普通の喫茶店も居心地が良く、この街の良さに触れるキッカケにもなりました。

炭酸温泉・ラムネ館

熊本から別府へ行く復旧57号線の往復中での感動。

ずっと気になっていた炭酸温泉ですが、32度のぬるい露天風呂で、そこに書かれている注意書きのとおり顔をつけてみるとちょっとピリピリする感覚が病みつきに。内湯の濁った42度も気持ちの良く、大満足。

ロゴ・キャラクターデザインは懐かしい南伸坊氏で、「体を洗わず、心を洗う」というキャッチ・フレーズもぴったり!

しかも、そこにあるちょっとした美術館に飾られた高田力蔵氏等の絵画がまた素敵なこと。

阿蘇の秋空も含め、気持ちまで温かくなった温泉でした。


「九州のジャズ・バー/喫茶のご紹介」ページへ戻る