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(2)「習慣を変えたら、環境が変わる。積み重ねたら人生は変わる」相澤 大さん

2020.12.29 10:12

本能がキャッチした『WaLaの哲学』への参加によって、自分は仕事は、どう変化を遂げたのか?25歳というフレッシュな感性だからこそ、熱き理想に燃える日々。全2回

第1回はこちら

PROFILE
1995年生まれ、25歳。大手総合人材サービス企業に新卒で入社し、フリーランス人材と企業をマッチングする部署でコンサルタントとして従事する。現在までに12社の企業と契約、月30~40社へアタックし需要を堀リ起こす。20代のうちに独立する目標を掲げ、仕事と勉強に明け暮れる毎日を過ごしている。


習慣が変われば、環境も変わることを体験から知る

 実際、『WaLaの哲学』受講者のなかでも、相澤 大さんは若いメンバーだと言える。多くのビジネスパーソンが、会社員人生のどこかで組織と自分の在り方について思い悩む経験があるであろうが、相澤さんの場合は組織と自分の関係性ではなく、「社会で通用する人材としての自己」へ思いを馳せた。そのタイミングで『WaLaの哲学』を受講したことで、もっとも大きく変化したことはなんだったのだろうか?

 「習慣が変わったこと。これがもっともダイナミックな変化」と語る。

 たとえば、自己内省のフレームワークとして瞑想を生活に取り入れてみた。「やったところで意味なんかないだろう」と思っていても、まず取り入れてみる。取り入れるようになると、日常で見過ごしていた部分に目がいくようになり、するとそこに興味を持つようになる。さらに行動に移すようになる。そうなると、必然的に環境が変わってくる。「こうしたことがだいぶ繰り返されてきていて、行動様式が変化したことがわかる」。これらの変容は、実は仕事にも影響を及ぼし始めており、日々のお客様の情報を取りにいき、新聞をしっかり読むようになると、やがて顧客の立場からの視点が生まれた。顧客目線で物事を見られるようになると、お客様から「こういう相談があるんだけど…」など、積極的な引き合いが生まれるようになった。  「自分の奥行きが広がったことで、経営層の顧客へ変化として映っていたらうれしい」とはにかむ。


瞑想をしてみて拡大した意識のレベル

 瞑想すると劇的に世界が変わった、と実感することはほとんどない。しかし日々の瞑想により心にゆとりができる。できたゆとりによって今まで気にも留めなかった日常の変化や些細な感情の変化を感じ取るようになる。

 そうすると、 ちょっと冒険してみよう、普段と違う道を歩いてみよう、といった変容の末に意識レベルが重なってくると、そこで出逢う人たちがいる。さらにそこで出逢う人たちというのは、これまで自分が意図して会おうとしてこなかった人たちであり、話してみると面白かったり、伴って新しいアイデアが沸いてきたりするのだそうだ。そういう経験から、「瞑想をすると世界が変わるのではない。なぜならそこに因果関係はないから。でも、世界を変えるきっかけに瞑想がある、とは言えるのだろう」。つまり、瞑想を皮切りとして思考が多様に移り、結果的に世界が変わっていることを実感できたのだという。

 「瞑想してる私、を俯瞰して眺めてみるようになると、今まで素通りしてきた情報なんかに反応するようになる。情報を得て行動が変わる。するとまたやる。するとまた行動が変わる。そうして行動が積み重なっていけば必然的に人生は変わるのだろうと思う」。


反応がなくても構わない。声を上げ続けることの意義

 また、もうひとつの変化として「意識して行動を起こす」というものがある。「組織のなかで発信することが圧倒的に増えたと思う。大きな組織で働く“個”としての変化と言えるかもしれない」。大企業ではときに、一人の声は小さい。せっかく声をあげてもリアクションがないことの方が多い。けれど重要なのは自分が主体になること。 「発信するに至る自分の考えというのは、ある情報に対して自分なりの解釈を含め、自分なりの言葉で発信をするということ。これをやり続けていると、いずれ誰かに確実に響くのだと知った」。とはいえ社内の交流だけで得られる刺激は限界がある。今は積極的に社外でもコミュニティに参加するようにしている。


 「働く」ということについて、相澤さんのビジョンはきわめてシンプルだ。「目指している世界観を実現するひとつの手段が “働く” ことであるなら、そうすればいいだけのこと。早期引退して海外で悠々自適というのもいいと思うし、仕事を通して自己実現をして笑っていたい」というのが目下目指す姿だ。週末を楽しみにひたすら平日をやり過ごすのではなく、楽しむことも今やればいいというスタンス。そのときそのとき大事だと思うことに手を伸ばし、その積み重ねが最終的に思い描くビジョンを実現させるのだろうと信じている。

 なぜなら、「素敵だなと思う人たちは、みんなそうして生きているから」。人を感動させる働き方というものがある、と強くまっすぐな目で語った。


とても戦略をもって「今」を生きている印象の相澤さんですが、内面に吹く風はとても自由であたたかいのだろうと想像できます。人との出会いをすべて糧とし、目標に向かって日々自分を修練している…、そんなパッションを強く感じることができました。

(1)「課題解決ができる人間になりたい。20代のうちに独立すると決めた」相澤 大さん