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2020年がくれた豊かさへの気づき (五感=プラティヤーハラのすすめ)

2020.12.30 14:40

2020年も残すところ、あと1日となりました。コロナの一言に尽きる1年ではありましたが、誰もが自分と向き合い、家族や身近な人たちとの繋がりを再確認した年だった事でしょう。


12/30今夜は2020年を締めくくる、

蟹座の満月🌝 蟹座は個人の心の拠り所や家族、家庭などの"ホーム"を表すサインとして西洋占星術では知られています。


2020年最後に、まるで宇宙は"ホーム"について何かしらの答えを見出した人達へ祝福をしてくれてる様ですね。

まだ答えが見つけられていなくても焦る必要はありません。なぜならきっと、だれもが

すでにその答えを持っているから。


忙しい年末、2020年の余韻に浸っている余裕は中々ないですよね。

1日を終えて、ほっとひと息つける場所はどこでしょう?

心が緩んで自然に呼吸がゆっくりになっているのは何をしている時?

"五感" に身を任せて観察してみてください。

それがあなたにとっての真の豊かさ、

"ホーム"なんだと思います。


              [yogaでいう、五感とは?]


ヨガスートラにおける、

五感の制御=プラティヤーハラは、

瞑想中やマインドフルネスに際して

不快感が五感のどれに因るものなのかを観察し、自らのマインドをコントロールし、

心の安寧を取り戻し三昧に向かう段階を指します。という事は、五感=不快感という印象をうけます。

一方で、五感は豊かさを感じるための、大事なセンサーでもあります。

肌で感じるぬくもり、耳に心地よい自然音が織りなす安心感…

「考えるより感じろ」ってまさに五感の事で、人間にはかけがえのないもの。


ということは、

心地よい五感だって、度が過ぎればたちまち「過ぎたるは及ばざるが如し」

週末の寝過ごや、食べすぎ、買い溜めしすぎ、等はまさにそれですね。

とたんに不快感に転じます。

万物は陰と陽、表裏一体と言わる由縁は、

そんな日常にも見受けられます。

(耳が痛いです笑)


自分にストイックになり過ぎず、はたまた

甘え過ぎず…中庸を求めて行ったり来たり。

それがヨガの"プラティヤーハラ"の段階です。

そのさらに先、"ダーラナ"に

五感を中庸の状態に集中させていくという段階に入ります。


ヨガ哲学のヤマ・ニヤマの一つ、

サントーシャ(知足=足るを知る)や

アパリグラハ(不貧=貪らない)の域を超えないようにバランスをとって行きたいですね。


2020年、安全に過ごせた奇跡と、

皆さまとyogaをシェアできた事に感謝して

    ♾shanti.shanti.shanti♾


参考文献 / Resource

The Yoga Sutras of Patanjali/Swami Satchidananda