トランペット”フレキシブル”アンサンブルの「フレキシブル」について その1
3月から始まります「トランペット”フレキシブル”アンサンブル」。これを新設のクラスとして良いか悩んだ末に、非常に曖昧な表現になっています。
なぜそうなるのかと言うと、このクラス(一応クラスと呼びます)、参加方法によって一度限りの場合と継続の場合があるからです。他にも、参加するごとにその内容すべてを設定することができるために、クラスという存在が有って無いようなものなのです。
そんな理由から、「フレキシブル」という言葉を使いました。
では具体的にどのようなフレキシブルさがあるのか解説します。
1.入会/単発が選べる
音楽教室の気になることのひとつは入会金だと僕は思っています。金額ということよりも「これから継続してここに通うのだ」と覚悟と決めなければならないような、そんな気持ちになるのです。教室でのレッスンがそれに値する価値を持っているとわかれば良いのですが、体験レッスンも30分1回だけですし、それだけではわからないこともありますよね(通常の個人レッスンのみ体験レッスンがあります)。
もしもそういった理由で教室へ向かう足が重くなってしまったら、音楽を介したひとつの出会いを逃してしまっている!もったいない!とどうしても考えてしまうのです。
なので、このトランペット”フレキシブル”アンサンブルは単発でも参加できるようになっております。
ただ、もちろんレッスンや演奏体験というのは単発ではできないこと、見えてこないことがたくさんあり、継続していくことで意味をなすものというのは実感しています。単発を継続することもできるのですが、でもそれだったら入会されたほうがお得なことがたくさんあります。
a.練習スタジオの無料利用
プレスト音楽教室には9つの小さなサイズのスタジオがあります。もちろんここでも個人レッスンを行っていますが、空いていれば毎日無料で利用ができます。トランペットは家ではどうしても音出しが難しいですし、かと言って屋外での練習は環境によって左右されるため集中した時間の確保や継続的な実施が大変難しいです。カラオケも毎回お金がかかります。それであれば音楽教室をぜひ有効に利用していただきたいと思います。
ですので、レッスン前に音出しをしてから参加したい、という場合もこれが利用できます。
単発レッスンの場合は申し訳ないのですがスタジオ利用は有料になります。
b.個人レッスンとの併用が可能
入会されると、「何分のレッスンを1ヶ月に何回実施するか」を自由に決めることができます。アンサンブルは1時間の実施なので基本的には「60分を1ヶ月に何回実施するか」になると思いますが、この回数、アンサンブルとしてだけでなく、教室で通常実施している個人レッスンのほうに割り当てることも可能です。個人レッスンでは教則本を用いたり、奏法やテクニックについてのレクチャー、楽典などの音楽理論を伴ったレッスンなど様々なことが学べます。
例えば60分を1ヶ月に2回と決めて、1回はアンサンブル、1回は個人レッスンにすることもできますし、今月は全部アンサンブル or 全部個人レッスンなど、毎月配分を変えることもできます。進捗状況や気分によっていろいろ変化させるのも楽しいかもしれません。
個人レッスンは毎月可能な日程を生徒さんのほうから提出していただき、それを元に講師の荻原が調整して決定しているので、都合がつきやすいと思います。
ちなみに1ヶ月のレッスン回数は何度でも変更が可能です。
c.個人レッスンの場合はオンラインでも実施可能
アンサブルはさすがに難しいのですが個人レッスンの場合はオンラインレッスンでの実施が可能です。オンラインレッスンと言っても、カメラ機能と通信環境が整っていればどこでも実施できます。家で音が出せない方でも、コロナ禍で作った「超pp練習」というカリキュラムがあり、ウォームアップやコンディション調整、音の出る原理などの基礎知識をしっかりと身につけることができるおすすめの内容です。これはミュートを付けずにどんな住宅環境でもレッスン可能ですので、一度試していただきたいと思います。
また、楽器を使用しない音楽理論の講習もオンラインでは非常に有効な利用方法だと思います。
オンラインは様々な事情に対応できる便利な選択肢です。ぜひ対面とオンラインを有効利用してください。
d.メンテナンス用具や楽譜が安く購入できる
教室にはトランペットに必要なバルブオイルやグリス、スワブ、チューナーなども販売しています。また、楽譜も注文でき、これらが会員割引で購入できます。必ず使用するこれらが安く変えるのは地味にメリットだと思います。
このように入会されると教室を便利に使うことができます。入会金は初回時のみ税込13,200円で、会費として毎月税込3,300円かかります。いろいろな考えがあると思いますが、教室のスタジオを練習にたくさん利用するとか、毎回ウォームアップをしてからレッスンを受講する(=安定した状態で受講する)ことを考えるならば決して無駄な支払いではないと僕は思います。
しばらくは単発でアンサンブルレッスンを体感し、その後に入会を検討されるのが一番良いのではと個人的には思います。
まだ「フレキシブル」の1つ目ですが長くなったので続きはまた近いうちに...。
トランペット”フレキシブル”アンサンブルに関しての詳細や参加お申し込みはプレスト音楽教室サイトをご覧ください。
荻原明(おぎわらあきら)