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二十四節気ヨガ 「冬至 雪下出麦」

2021.01.01 01:00

2021年

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)

雪の下で麦が芽をだす頃。


去年は新型コロナウイルスより、全世界が悲しみと苦しみに包まれました。

その猛威はまだ収まることなく、終着点が見えず不安な年明けとなりました。


しかしどんな事態にもいつかは終わりが来ます。来ると信じています。


足元を見れば冷たく凍てついた大地の下に春の芽吹きを待つ草花がいます。


葉の落ちた桜の枝には硬く小さな蕾が春の来光を待っています。


自然界はずっとずっと昔から、人間がこの世に現れる前からなんの文句も言わず、

地に根を張り、

あらゆる気象状況に耐えて、

芽吹く春を待ち、花開く季節を待ってきたのです。


「上虚下実」

という自然体を表す言葉があります。

地に足がつき、腹が座り下半身は安定して、

上半身は力が抜けて軽やかな状態、

どんな状況下でも、どっしりと構えて呼吸を安定させて動じずにいられたらと思います。


今年も試練多き一年になるかもしれませんが

希望を失うことなく、

春の訪れを待ちましょう。


幸多き一年となりますように


令和三年 元旦