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k y o k o "waffles"

一年の最後に/創造というカタルシス

2020.12.31 04:23


年の終わり、こんな興味深い新聞記事を見かけました。


(宗雪孝夫さん著/以下、引用)


芸術家は、闇を自己浄化する過程から芸術を紡ぎ出す。

芸術家から闇を摘み取ることは、創造の芽を潰すことに等しい。

闇を抱え続け、創造につなげることができるのが優れた芸術家なのだろう。



河合隼雄さんの言葉も。

「もしも自分でその辛さ、痛さを抱え込んでいられるようならば、

それは真珠に変わる可能性がある」


ムンクの、こんな言葉も。

「創作とは、沈没しかかった船の無線技師が打つSOSのようなもの」


センダックの、こんな言葉も

「不安や抑圧は創作活動の本質的な一部だった」




芸術家などと表するののはおこがましいけれど、

卑しくも「創ること」をやめられない人間として、

今年は例年にも増して、

「音楽を創ること」が必要だと感じた一年でした。



茂木健一郎さんの言葉。

「脳の機能的に、表現すること自体に自己治癒力が内包されている。

表現する喜びは人間にとって大事なことだ」



表現する喜びを得られるのは、

いつも協力してくれる仲間や

興味を持っていてくれる皆さん

がいてこそなのですが、


「この服でいい この僕でいい」

と歌えたことに、今年はいちばんの重みを感じています。



闇は成長への糧

=ディオニソス的ペシミズム

(苦を有益と認め、止揚すること)




音楽よありがとう

表現できる時代に、ありがとう

もしも形は変わっても


根っこにあるものは、ずっと同じなんだなと思います


来年も、また(^^)