ザ・ウオール/愛と自由への脱出(1982)
監督:ロバート・マーコウィッツ
出演:トム・コンティ、リサ・アイマン
昔、子供のころに見て、題名が思い出せない映画ってありますよね。私にとって、この映画が正に、その題名の思い出せない映画の一つでした。
映画の内容は一言でいうと「ゲットー映画」です(笑)。ユダヤ人がワルシャワのゲットーに送られて来て、劣悪な環境で多くの人が死んで、やがて収容所への移送が開始され、ついには蜂起するという、ゲットー映画の定番パターンです。ハリボテ然としたドイツ軍戦車や親衛隊のシュトロープ将軍が妙に印象に残っておりました。
しかし、この映画が何という題名だったかネットで調べても、同種の作品が沢山ヒットしてしまって、残念ながらネットでは分かりませんでした。例えば、ちょっと思いつくだけでも、「ワルシャワ・ゲットー蜂起」を扱った作品としては以下が挙げられます。
「ワルシャワ・ゲットー~ユダヤ人強制隔離居住区~(2005)」
「戦場のピアニスト(2003)」
「アップライジング(2001)」
「聖週間(1995)」
「愛と動乱のワルシャワ(1985)」
「愛する者の名において(1982)」
ユダヤ資本が牛耳っている映画業界が、自分達が哀れな被害者であることを喧伝するために、この手の映画を定期的に作っている!という、ヨタを吐きたくなるほど、同種の作品が作られております。日本でいうところの「忠臣蔵」といったところでしょうか(笑)。ネットで調べても分からなかったので、実家に帰省した折に図書館に行って新聞縮刷版を約4年分めくってようやく見つけました(笑)。
それがこの「ザ・ウオール~愛と自由への脱出~」で、放送は昭和60年1月5日の深夜でした。この「名画招待席」という映画枠は、日テレの水曜ロードショーで放送された映画を、少し遅れて放送することが多かったのですが、果たして水曜ロードショーで放送されたかどうかは分かりません。
この作品、録画は間違いなくしましたが、テープは残っておりませんし、恐らく上書きして消してしまったのではないかと思われます。今にして思えば残念なことをしました(涙)。もし、今でも録画をお持ちの方がおられましたら、ぜひ見せて下さいm(__)m
ちなみに、この作品のデータは、allcinema ONLINEにも掲載されていなかったのですが、今は掲載されています。またyoutubeにも全編がアップされておりますので、興味のある方はどうぞ。