寺山修司の短歌 123 壁となる
2021.01.01 03:42
壁となる前のセメント練り箱にさかさにわれの影埋ずめらる
壁に塗るセメントを練る箱の中で、私の影が逆さまに練り込まれていく(まるで自分の後ろ姿を見るかのように)。
by 寺山修司(てらやま しゅうじ)
青森県出身の歌人、劇作家
演劇実験室「天井桟敷」主宰
言葉の錬金術師、昭和の啄木などの異名を持つ
アプリで簡単、無料ホームページ作成
壁に塗るセメントを練る箱の中で、私の影が逆さまに練り込まれていく(まるで自分の後ろ姿を見るかのように)。