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「人間らしさ」を生み出す、知られざる脳の正体

2021.01.02 04:04

Facebook・講談社ブルーバックス投稿記事

脳のはたらきは、ニューロンが担っている――この常識が覆されようとしている。脳の中には、知られざる「すきま」があり、そこを舞台に、様々な脳活動が繰り広げられていたのだ。 心のはたらき、知性、ひらめき……ニューロンだけではわからなかった、「人間らしさ」を生み出す、知られざる脳の正体とは。 詳細はこちら→ https://kcx.jp/brctrlbr

http://www-p.sci.ocha.ac.jp/bio-monai-lab/%E8%84%B3%E3%82%92%E5%8F%B8%E3%82%8B%E3%80%8C%E8%84%B3%E3%80%8D%E7%89%B9%E8%A8%AD%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88.html 【脳を司る「脳」特設サイト】 より

脳を司る「脳」

~最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき~

毛内 拡 著 

なぜ、私たちは「特別」なのか?――その答えはここにある。

心のはたらき、知性、ひらめき……

ニューロンだけではわからなかった、

「人間らしさ」を生み出す、知られざる脳の正体

脳のはたらきは、ニューロンが担っている――この常識が覆されようとしている。脳の中には、知られざる「すきま」があり、そこを舞台に、様々な脳活動が繰り広げられていたのだ。細胞外スペースに流れる脳脊髄液、その中で拡散する神経修飾物質や細胞外電場、そして、脳細胞の半分を占めるグリア細胞。

私たちの心や知性の源は、ここにあるかもしれない。

「神経科学の王道」に挑む、新しい脳科学が誕生!

◆おもな内容

・寝ている間に流れる「水」が脳内を掃除している

・認知症と脳を流れる水、睡眠の意外な関係

・脳の若さの秘訣は「すきま」にあった!?

・脳の「すきま」に拡散する物質が気分を決める

・ワイヤレス伝送のような脳の信号伝達があった!

・電気を流すと頭が良くなる? 神経回路がシンプルな人ほどIQが高い?

・知性やひらめきと関係する「もう一つの脳細胞」

・脳科学から考える、脳を健康に保つ方法

……など

◆目次

プロローグ 「生きている」とはどういうことか

第1章 情報伝達の基本、ニューロンのはたらき

――コンピュータのように速くて精密なメカニズム

第2章 「見えない脳のはたらき」を"視る"方法

――脳研究はどのように発展してきたか

第3章 脳の「すきま」が気分を決める?

――細胞外スペースは脳の"モード"の調整役

第4章 脳の中を流れる「水」が掃除をしている?

――脳脊髄液と認知症の意外な関係

第5章 脳はシナプス以外でも“会話"している?

――ワイヤレスな情報伝達「細胞外電場」

第6章 頭が良いとはどういうことか?

――「知性」の進化の鍵を握るアストロサイト

エピローグ 「こころのはたらき」を解き明かす鍵

――変化し続ける脳内環境が生み出すもの

◆著者について

毛内 拡

お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 助教

1984年、北海道函館市生まれ。2008年、東京薬科大学生命科学部卒業。2013年、東京工業大学大学院総合理工学研究科 博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員、理化学研究所脳科学総合研究センター研究員を経て、2018年よりお茶の水女子大学基幹研究院自然科学系助教。生体組織機能学研究室を主宰。脳をこよなく愛する有志が集まり脳に関する本を輪読する会「いんすぴ!ゼミ」代表。「脳が生きているとはどういうことか」をスローガンに、マウスの脳活動にヒントを得て、基礎研究と医学研究の橋渡しを担う研究を目指している。研究と育児を両立するイクメン研究者。分担執筆に『ここまでわかった! 脳とこころ』(日本評論社)など。趣味は、道に迷うこと。


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【満員御礼】2020年10月4日 文科省の高校生向けのイベント、ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜「マウス脳画像から情報の流れを見える化し、規則性を発見しよう」を、お茶の水女子大学で開催しました。

BRAIN BLAST: ASTROCYTES AND META-COMMUNICATION KEEP THE BRAIN HEALTHY

TDCS INDUCES ASTROCYTIC CALCIUM SURGES


(top) Low spontaneous calcium activity in a normal mouse followed by tDCS-induced calcium surges. (bottom) tDCS-induced calcium surges are absent in IP3 Receptor 2 knockout mice, indicating that the calcium surges originate in astrocytes, not neurons.