Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

呼吸

2021.01.02 23:52





肺が膨らんだり縮んだりするのを

いまにも僕を潰しそうな天井が見ている

気が付いたら木目だった

いいや、ずっとそうだったのかもしれない


味のない水槽、僕は重力には敵わないから

いっそひとおもいに潰して呉れ、とも


薄ら寒い視界は僕の叶う限り平面で

折り目をつけすぎた折り紙みたいに

とにかくとにかく存在だけを示そうとする

並べて、積んで、誰かの心の穴まで

たぶん、潰して、破棄したい


ただ、一定を、繰り返す、だけの、

単純作業も碌に出来ない僕の、

僕から、出てくるものは真っ白で、

それが、浅ましくて、悲しいから、

反転して、早く、懐に隠して仕舞いましょう、と


(でも例え色が着いてたって見えないでしょ?)


昨日より今日、今日より明日、明日より、

日毎、酸素は足りなくなって

呼吸は作業に成り下がる


確定事項の無い可哀想な形容詞

(殺めてあげられなくてごめんね)

(君は僕と死ぬんだよ)