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釜ヶ崎地域合同労働組合

2021年が始まりました。釜ヶ崎労働者、野宿する人が幸せになることを願って釜合労、釜ヶ崎炊き出しの会は微力ながら闘い続けます

2021.01.03 23:59

市営住宅の解体に反対します。第1、第2住宅あわせて280室あります。
劣悪なシェルターではなく、一人一部屋の居宅保護を。

野宿している人たちにやさしい国であってほしい。釜ヶ崎の労働者にやさしい国であってほしい。強制排除をしない国、大阪府、大阪市であってほしい。釜ヶ崎労働者、野宿する人たちが幸せになることを願って釜合労、釜ヶ崎炊き出しの会は微力ながら闘い続けます。

思えば4年前(2017年)5月9日から始まった今宮中学校南東角での「センターつぶすな」の抗議行動は、あくる日には釜ヶ崎公民権運動の人々、Hさんらが加わり、その後まもなくセンター南西側に場所を変え、午前中の座り込みを始めました。

多くの釜ヶ崎労働者が座り込みに参加されました。「センター無くなって困るのは労働者」とマイクを握って訴えたのは顔見知りの特掃の労働者。あいりん職安から支給された「あぶれ賃」数日分の中からカンパしてくれた労働者…。「センターつぶすな、もったいない」の有声無声の声が広がっていきました。

2019年3月31日、国、大阪府、大阪市が一体となったセンター閉鎖のもくろみは、労働者、支援者が団結して非暴力、不服従で闘い、役人たちはそのもくろみを達成できずに帰って行きました。それにともない、それまで労働者が闘っているのをニタついて高見の見物を決めこんでいたちょうちん持ちたちも引きつった顔で肩を落としスゴスゴと帰っていった姿が印象的でした。恥を知れ、ちょうちん持ちたちよと心の中でつぶやきました。

センターつぶしに賛成することで役人たちに頭をなでてもらうことを狙った行為であることは火を見るより明らか。見透かされていることを思い知れ、くそばえども。

釜合労がセンターと言っているのはシャッターで閉じられた方の建物を言うのであって、うそつき南海電鉄の危険な高架下にできている仮移転先の建物を言っているのではありません。これは労働者を寄せ付けない単なる事務所です。


さて、センターの東側にある2棟の市営第二住宅の戸数を路上より目視で確認したところ、110室ありました。新しい第二住宅も近々オープンするように見えます。6階建てと7階建ての第二住宅。耐震性に何の問題もないこの第二住宅もつぶしてしまおうと狙っている大阪市。

釜合労はまちづくり会議労働施設検討会議においても、センター東側にある第二住宅は耐震性に何の問題もないのでリニューアルして単身の労働者が入居できるようにと意見をしています。

第1住宅の170室と第二住宅の110室を合わせ280室あれば、詰め込み式のケアハウスや枕もない劣悪なシェルター等ではなく、居宅保護で一人一部屋の生活ができると市営住宅の解体にも反対しています。

釜ヶ崎の労働者が幸せになれるまちづくりでなければなりません。大阪市はこれまでも釜ヶ崎の屋台をつぶし、天王寺公園のカラオケもつぶしてきました。いくつか残っている露店もつぶそうとしています。さらにはセンターをつぶして労働者を見えなくしようとたくらんでいるのが大阪維新の会です。釜合労は大阪維新の会の釜ヶ崎労働者への差別的な対応に反対の声をあげ、当事者と共に闘ってきました。

「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」の声を上げ続けましょう。これが正義の雄たけびです。労働者の皆さん、共に連帯して闘い続けましょう。



今後のスケジュール     

2月3日(水)午前10時

釜合労委員長稲垣浩の監視カメラ裁判の公判前整理手続きが非公開であります。「正当防衛」で無罪を主張します。」


2月9日(火)午後2時30分

大阪地裁202号法廷 センター立ち退き訴訟本裁判


2月22日(月)午前11時

大阪地裁1007号法廷 「センターつぶすな」住民訴訟




2021年1月4日

釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会いながきひろし事務所

大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階

電話(6631)7460

ファックス(6631)7490

釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com