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『地球交響曲(ガイアシンフォニー)第八番』を観た僕は遺伝子を使い切る。

2015.08.10 13:01

ドキュメンタリー映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)第八番』を鑑賞。龍村仁監督作品。


凄く深い。自然と対話すること、魂をこめること、遺伝子がずっとずっと繋がってきていること、自然の中に生きていること、神様、生まれてきた意味、いろいろ考えた。夢も増えた。





気仙沼でカキの養殖をしている畠山重篤さん。3.11の震災から、海の復活まで。自然のパワーを感じた。


心に樹を植える ー 森は海の恋人

The sea is longing for the forest. 


「long for」ってのは「お慕い申し上げる」って意味。お互いに「long for」な関係。素敵な言葉。





ヴァイオリン製作者、中澤宗幸さんの魂をこめたヴァイオリン作りを観させていただいた。名器ストラディヴァリウスを修理する姿は美しくカッコよかった。


3.11をきっかけに津波ヴァイオリンを製作。人、自然、魂、音楽。全てが繋がる。





600年間眠り続けてきた能面「阿古父尉」の復活。


プロフェッショナルな能面打ち。3Dプリンタで同じ形のものを作るのは簡単な時代だけど、人が使うものは人が魂をこめて作らにゃいかん。


どんなものづくりにおいても言えることだと思う。





ご先祖様から僕らに奇跡的に繋がってきた遺伝子。この地球に生まれてきた意味を考えた。


手軽に手に入るものばかりを求めていないか? 魂をこめたものづくりをしているか?


ふと尾崎豊を思い出した。

何がこの世で一番大切なのかを知っているのはこの俺の方だぜ
だって自然の醜さを知りながら心をこめて歌っているんだぜ -『FIRE』


一度きりの人生。この貴重な命を、遺伝子を、使い切ろう。活かしまくろう。





自然の中にいる僕らが、自然と会話できなくてどーすんだ。麻痺してるのはもったいない。


ヴァイオリン職人は木を会話をしている。人間がもっているパワーって凄いと思う。


プラスティックと戯れているヒマはないんじゃないの?





今回は龍村仁監督の講演も聴けた。凄く貴重な機会をいただき感謝。


映画を撮ることに集中していると、怪我した身体から本来感じるべき痛みが消え去ってしまう。そういう凄まじいパワーが人間にはあるのだろう。


僕も最近突発性難聴の件でそう感じることがあった。


宇宙レベル、遺伝子レベル。体をアメーバのように分裂させてくイメージで、僕は生きていく。


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