アバウト・タイム　愛おしい時間について

2013　イギリス　映画

！ネタバレしています！ご注意下さい！

評判が良い映画のようで、レートで探すと必ず出てくる映画だったので、

期待値が高すぎたのかもしれませんが、

結局私はこういうハートフルな物語は好みじゃないという、それにつきます。

心の清い人にはとーっても良作なんだろうなって。

代々成人男性がタイムトラベル能力をもつ家系の主人公。

自分の人生のある瞬間へ戻る能力で、過去と現在を行き来できるわけですが、

ご先祖の中にはお金を求めたりよからぬことに使おうとしたり

色々いたようですが、主人公は愛を求めます・・・

って”愛”ってとこがまた。

私なら株とかで稼ぎまくるわ・・・。

愛する人と出会うためにタイムトラベルしますが、

最初こそ過去を変えるために何度も繰り返しますが、

悪天候で大失敗の結婚式も良い思い出に。

あえてやりなおすことはしません。

子供が生まれてからは生まれる前に戻ると同じ子には2度と会えないから、

それ以前にも戻れないと悟り。

父親が亡くなる前に数度戻って親子の会話をゆっくり楽しんだり、

そんな使い方をする清い主人公。

能力に慣れ、平凡だけど幸せな日々を送る彼は、

何の変哲もない毎日を新鮮な気持ちで感謝と余裕をもってもう一度繰り返します。

そうして身に染みる日常生活の幸せ。

何もないということのありがたさ。

そういうものに気付かせてくれる映画です。

とても良いお話しでした。