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「KAZUサロン・ド・ピュア」

仏事の時の着物

2021.01.05 05:27

年末に従兄弟の四十九日法要がありました。


その時に着た着物について書きたいと思います。


ここ2〜3年、

仏事に参列する事が多くなって来たので

昨年の始めに

仏事に着る着物を誂えておきました。


でも、まさかこんなに早く

従兄弟のために着る事になるとは

思いませんでしたが😢


本題の着物について


誂えたのは、

白生地で自模様も無く、シボもない

どっしりとした四丈(よじょう)の反物。

白生地は見て選ぶ事はなく、

仏事用で用意してもらいました。

色は自分で選べます。

私は深い紫、遠目で見ると

紺や黒にも見えるくらい深い色です。


今回は紋付にせず、紋無しの色無地。


四丈とは反物の長さの事で、

通常は三丈程ですが、

こういう着物を袷で作る場合は

八掛も同じ生地で同じ色に染めて

仕立てるため、

その分の長さが必要になる訳です。


ですので、普通の袷の着物とは違い

重さもどっしりとしています。

それが高級感をかもし出し

礼装感も出ます✨




これを作る時、先生に

「単衣ではだめですか?」

と質問しましたが、

「せっかく四丈の長さのある生地ですし、

第一礼装に準じますので、

袷で作っておいた方がいいと思います」

と教えていただき、

その通りに誂えましたが、

今回着てみて納得‼️

単衣ではいくら高級生地でも

ペラペラとして礼装感は全く違います!

(単衣の季節なら別ですが)

着る時は重く感じますが、

着るとしっとりとして

見た目も全然違うのがわかります😅


やはり先輩のおっしゃる事は

聞いておくものです!💦

おっしゃる通りに誂えておいて良かったー😊



帯や帯締め、帯揚げ、お草履は

母の物を使いました。

60年位前の物だと思いますので

やはりお草履はクッションもなく固くて履きにくく、

帯も硬くて締めにくく綺麗にも決まらない💦

帯締めのフサも毛羽立ち使いづらいので、

小物類も新しくしておかないと、

と心に決めながら帰ってまいりました😅


コロナの感染が拡大しているため、

親戚の人数も最低限、

法要のみで、会食もなく解散。

寂しいですが、

だからこそ、

装いだけでも正装で故人を送りたいと

感謝を込めて参列しました。