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Baby教室シオ

おもちゃ『マザベル』

2021.01.07 00:40

藤井聡太棋士の影響でキュボロをさせたいとお考えの方は多いでしょう。キュボロを行うためには三次元の構成力や集中力、そして理論的思考力が必要となります。これらの力を養うためには遊ぶおもちゃをその時々の発達に合わせ使用させることが必要です。

今回はその幾つかのおもちゃの中の1つとして使用しているエトボイラ『マザベル』を取上げます。

木片パーツ36枚と小さな色玉4つ、車パーツ2つ、さいころ1つ、支柱と本体台座盤で構成されたいます。

木片パーツの表には溝が彫られ、裏には道線が描かれています。先ずは全てを裏に返し、車パーツや手持ちのミニカーを用いて道路を走らせる感覚で遊んでみましょう。


次に表にした溝のパーツを用いて平面的迷路を作ります。

先ずは直線パーツだけを用いて簡単な道筋を作り球を転がしてみます。


直線の球転がしを存分に楽しんだ後には、土台から転がり落ちないようにするためにはどうすればよいのか、また曲線的転がりを意識させたり、より複雑にするためにどうすればよいのかを思考させます。

最初は思考出来ずに先ずパーツを入れ替えて球の転がり方を確認すれば、逆思考からの理論立てができるようになります。パーツ角の曲線を配置すると直線の転がりに曲線的動きへと変化し、より複雑な動きを得るために黄緑のパーツにするとより複雑な変化になります。


ある程度のものが完成したら支柱をはめ込んで傾斜を付けると、球の転がり方に速度を付けることができます。その動きに興奮し更に集中して取組むことができます。

(注意・写真撮影上、行き止まり部分に球を配置しています。)

支柱の差込み穴は3つ。3段階の高さをに設定することができます。


平面迷路を作り上げることができるようになると次は立体へと進めていきます。

同じ形のパーツ同士組み合わせると、裏面の道筋通りに球が転がるため道筋が読み解けます。パーツ同士の組合せはそのままでも行えますが、少しのずれで球が止まってしまうので簡易的にテープで止め行うとよいと思います。

取上げたマザベルに到達するためには、これまた乳児からのおもちゃを使用しての積みあげが重要になります。どの切り口から取組むか、何を積みあげるのか、未修得をどう補うのかなど考えることは山ほどありますが、その大元の根源は『見る・観る・視る』に遡ります。確りと思考させるためにもこのようなことを日々確りと行いましょう。