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床敷きブラザーズ

加藤木材さんと「百年杉」

2021.01.07 02:34

加藤木材さん。


三重県尾鷲産の高樹齢杉「百年杉」を専門に扱う材木屋さんです。


そして・・

真っ直ぐな、頼れるアニキ。


私は床に敷くには、主にこの「百年杉」を勧めています。

杉は・・


暖かく、

柔らかく、

吸放湿がよく、

癒されます。



しかも 杉は日本の固有種で、たくさんあります。


杉以外の樹種がダメなわけではありませんが、せっかく日本に住んでいるのに、杉を優先的に使わない手はない、と思います。 


なぜ、わざわざ尾鷲の杉なのか?


たまたま出会ってしまったからです。 


駄目でしょうか?(笑) 



「百年杉」に出会う前には、いつくかの杉、ヒノキを自宅マンションに敷きました。多摩産材のヒノキが大好きだった時期があります。 


それぞれよさがあり、個性があり、気持ちよかったです。


いのちを感じました。


その一方で、取り寄せてみたものの、あれ?こんなもんかな?と、物足りなく感じる木材もありました。


いのちが弱っている。

あるいは、その意図はなくとも、

人為的に「殺されている」。


そういう木材。


ホームセンターで売っている木は、そういう木です。


ほおずりして香りを嗅ぎたくなる材、

癒やしてくれる材、ではありません。


造作のための道具として割り切って使うな

ら別にいいんです。


でも、

床に敷くなら、

ただの素材としての木でなく、

身体全体が喜ぶ、

敷いたらお部屋の空気が変わる、

そういう木を敷きたいじゃないですか。 



百年杉を知ったのは4〜5年前。

相棒S氏が百年杉を発見し、自宅に敷きつめたので、見に行きました。


うわ~、これは違うわ!

  ↑どうだ! と言わんばかりのS氏。



まず香りがすごい。

表面がしっとりしている。

濃密な何かを発していて、

部屋の空気の質がはっきりと違う。


何度もいいますが、他の杉が駄目なわけではありません。日本中の杉を検証して比べた訳でもありません。 


たまたまこの杉に出会っただけです。


ただ、木にははっきりと質の違いがあり、それによって幸せの到達度が変わる、ということは知ってほしいです。 


産地の環境、樹齢、部位、乾燥方法などで質が変わることは、あとで加藤さんから学びました。


産地の尾鷲にも行き、この杉が土と水と太陽が育んだものだと実感しました。 


製品としての「百年杉」は産地の畦地製材所・畦地さんの手によって産まれます。


床材の形になってなお、百年近くかけて育まれたいのちは生きていて、 人に「大丈夫だよ」と語りかけてくれる。 


そういう存在。


そのいのちを大切に扱うということ。 

友達になるということ。



加藤木材さんとは、そのような価値観を共有できた、ということです。



人ひとりの人生はちっぽけなものですから、すべてを検証して決めるよりも、 出会いを大切に、ある程度それに身を任せて生きたいと思います。 



だから、これからも、ほかの木や人と、そういう出会いがあるかもしれません。 


そうしたら、別の杉を、百年杉と同じように勧めることになるかもしれません。


それもまたよしです。



また、私に依頼してくださる人が、 たまたま他の木とご縁があるのならば、 喜んでその材を一緒に敷きます。 

(‶モノとしての木“は遠慮しますが…)


そういう出会いがあるかもしれない、

ということが、楽しみなのです。