第6回 うえだ子どもシネマクラブ(保護者向け)
1月のうえだ子どもシネマクラブは保護者向け、子ども向け、それぞれ2作品ご用意いたしました!
こちらは保護者のみなさまに向けた作品『82年生まれ、キム・ジヨン』のご紹介です。
現代の女性の生きづらさを描き、韓国でベストセラーとなった小説が原作のこの作品。小説とはまた異なるエンディングに共感と希望を抱くはずです。
『82年生まれ、キム・ジヨン』
[2019年/韓国/アメリカンビスタ/118分]
監督:キム・ドヨン
出演:チョン・ユミ、コン・ユ、キム・ミギョン
原作:「82年生まれ、キム・ジヨン」チョ・ナムジュ著/斎藤真理子訳(筑摩書房刊)
“ 大丈夫、あなたは一人じゃない。”
共感と絶望から希望が生まれた──
ベストセラー小説、待望の映画化
[解説]
2011年、ベストセラー小説を原作とした映画『トガニ 幼き瞳の告発』、2016年に1156万人の観客を動員したパニック映画の大作『新感染 ファイナル・エクスプレス』と、ヒット作での共演が続くチョン・ユミとコン・ユの3度目の共演にして初の夫婦役となった本作は、韓国で初登場1位を獲得する大ヒット!監督は短編映画で注目され、本作が長編デビュー作となるキム・ドヨン。自身も2人の子を持つ母である彼女の繊細な演出は、現代の女性の生きづらさを描いた原作を、すべての人たちの心を震わせる物語に見事に昇華させている。
世界が広いと信じていた子供時代、女性としての生きづらさを初めて知る少女時代、必死に勉強して入った大学から就職への壁。結婚・出産で会社を辞め、社会から切り離されていくような気持ちを抱える日々、そして再就職への困難な道──。女性なら誰もが感じたことがあるであろう場面を積み重ね、ジヨンの人生は描かれる。観客はその人生に共感し、絶望し、彼女を応援し、そして映画でジヨンが選んだ生き方に、きっと未来への希望をみつけるはずだ。
[あらすじ]
結婚・出産を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨン。常に誰かの母であり妻である彼女は、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。そんな彼女を夫のデヒョンは心配するが、本人は「ちょっと疲れているだけ」と深刻には受け止めない。しかしデヒョンの悩みは深刻だった。妻は、最近まるで他人が乗り移ったような言動をとるのだ。ある日は夫の実家で自身の母親になり文句を言う。「正月くらいジヨンを私の元に帰してくださいよ」。ある日はすでに亡くなっている夫と共通の友人になり、夫にアドバイスをする。「体が楽になっても気持ちが焦る時期よ。お疲れ様って言ってあげて」。ある日は祖母になり母親に語りかける。「ジヨンは大丈夫。お前が強い娘に育てただろう」――その時の記憶はすっぽりと抜け落ちている妻に、デヒョンは傷つけるのが怖くて真実を告げられず、ひとり精神科医に相談に行くが・・・。
●日 時:2021年1月18日(月)10:00~12:03
●会 場:トラゥム・ライゼ
●定 員:各55名/要申込み
●いずれの作品も、ご予約はこちらから
▶︎ https://forms.gle/VwMH9aArz8PdkLNW9
●主 催:NPO法人 上田映劇、NPO法人 アイダオ、NPO法人 侍学園スクオーラ・今人
●後 援:長野県教育委員会事務局 東信教育事務所、上田市教育委員会、東御市教育委員会、小諸市教育委員会、佐久市教育委員会、御代田町教育委員会、軽井沢町教育委員会
●お申し込み&お問い合わせ:
上田映劇(上田市中央2−120)0268-22-0269/uedaeigeki@gmail.com