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清貧農民・杉山あきら 国会への道㊸ 「雪の達人」のはずの村民も・・・

2021.01.09 04:49

県内を襲っているこの大雪は、ただ事ではなくなってきた。
村内では積雪が250センチを超え、被害がでてきている。
軒が折れる被害は数知れず、除雪ロータリー車が田んぼに落ちたり、除雪中のケガの報告もたくさん聞いた。
わが集落は18件ほどだが、その半数ほどで建物やビニールハウスの損壊、ケガなどが報告されている。はしごから落ちて入院したおばちゃんもいる。
毎年のように豪雪にさらされ、「雪の扱いには習熟しきっているなあ」と僕がつねづね尊敬のまなざしで見ていた「ツワモノ」達が、今度ばかりはやられっぱなしの状態なのだ。
一気に休みなく降られたので、すべてが後手に回ってしまっている。
身長以上に積もった屋根に上っての作業になると危険が増大する。
妻も屋根から2度も落ちた。
どちらも一気に滑り出した雪の塊に乗った形での落下だったが、さいわい無傷だった。車でのスピン事故もあったし、彼女にはかなりスリリングな冬となったものだ。
また屋根からの大量の落雪に、除雪作業をしていた僕以外の家族4人が襲われる事故も起こった。一番深く埋まった小学生の息子はかろうじて片手が見えていて、掘り出せた。窒息していたら、大変だった。
今日は2階の屋根から、ドカーンという音とともに、雪の塊が1階の屋根に落ちて、その衝撃で台所の天井が半分ほど落ちてしまった。見上げると屋根板がむき出しで見える。思わず家族で大笑いしてしまった。人間はあまりのことが起こると笑うものらしい。暖気がみんな逃げてしまうので困ったことなのだが・・・。
自宅を守るのも大変だが、あちこちの一人暮らしのお年寄りから雪下ろしの依頼が入る。
妻と手分けして出かけていくが、初めての家の屋根は勝手がわからず、けっこう怖い。しかしどこも「このままでは壊れる!」という段階なので放ってはおけない。
みんな正月を返上して、元日から必死の作業をつづけている。
「家を守る」、そのことだけにこんなに時間と労力を費やしている雪国に生きる人達・・。
コロナとのダブルパンチで先行きに明るいものが見出しにくくなっている人達のために政治ができることがあるはずだ!と思う。
早く雪が落ち着いて、やるべきことに邁進できますように!