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働き方改革と生産性向上_第143号

2016.09.08 14:03

本日は、2016年9月6日の日経新聞「大機小機」からみていきたいと思います。「成長戦略の柱は働き方改革」というタイトルで、アベノミクスの第3の矢である成長戦略を働き方改革と関連付けて書かれております。


『成長率の引き上げには、労働力の増加と生産性の向上が必要になる。』

と述べ、女性や高齢者の活躍、つまり一億総活躍プランを進め、労働力人口を増やすことを考えているが、

『それでも不足する労働力を補って潜在成長力を引き上げていくには、生産性の向上が不可欠』であるとも述べている。

さらには、「雇用の流動化を促す労働市場改革を成長戦略の中核に据える必要がある」とも述べている。

そして最後に次のようにまとめている。

『こうした労働市場改革によって実現された生産性向上という果実が、賃金上昇や人的投資の拡大という形で労働者に分配され、内需拡大を実現する原動力になる。生産性向上を前提とした分配が成長につながるのである。』


「鶏が先か卵が先か」的な論点のような気もします。

生産性向上が成長につながるということですが、そのためには「生産性を向上させるような働き方をさせないといけない」のですが、長時間労働の是正や休み方改革を推進することにより、生産性を向上できる人とそうでない人の差が歴然としてしまうのではないかと思います。その結果、メンタルヘルス不調者が増えてしまうことを懸念しております。

とにかく生産性を向上させていくためには、一人一人が「キャリア形成」をしっかり考えていく必要があります。