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【THROW】を3ヶ月使ってみての個人的な感想

2016.09.09 02:54

今年の夏は、カラーリングにおいて《赤味撲滅カラー》がオーダーの多くを占めました。

THROWは優秀なカラー剤で、

本当にキレイに赤味を抑え、かつ、透明感を際立たせるのことにら特化されたシロモノです。


3ヶ月経つと、アフターTHROWのお客様の来店も1〜2回お見えになる頃ですね。


率直な感想を述べると、


【褪色感がやや強めか?】


これは、透明感を出すということにおいて、ブラウン味を最低限に抑えた成分上の都合なのだと思われます。

(勝手な個人的な予想ですが)


本来、日本人の髪質は特有なもので、

『ブラウン』が芯になるんですよね。


その芯になるブラウンの周りに、

《赤味》《青味》《黄色味》をバランスよく付け足すことで、キレイな仕上がりを作り上げるという考え方です。

(解釈あってますかね?)


イメージは、芯よりも外側の色味から褪色がはじまり、芯が残りやすいようにカラーリングをしています。


その分しっかりと色味成分を入れていくので、当然髪の内部は色味で満たされるので、逆に透明感が出にくくなってしまいます。


そこでTHROWなんです。

芯を作らず、《赤味》《黄色味》を極力使わない、【青カラー】または【緑カラー】ですね。


こいつを施すことで、夏を席巻したグレージュ、ブルージュが誰でも簡単にできるようになったんですねー。


いや、革命品だと思います、本当に。


ここで抑えておきたいのは、

【褪色加減】


透明感を出したい

→濃い色味は極力使わない

→赤味、黄色味は自毛に含まれているもので

→うすい色味で透明感を保つ


という理論で染めていくため、褪色は従来のものよりも褪色はすすんでしまいます。


褪色をできるだけ抑えたい

→芯を作るためブラウンベースで調剤

→褪色を感じやすい《黄色味》を極力抑える

→濃い色味をつかって定着させる


濃い色味でカラーした方が、抜けていくスピード感は遥かにおそくなります。


すなわち『もち』がよいと感じるわけですね。


何か必要かというと、

「お客さまひとりひとりの要望やライフスタイル、好みやなりたい像に、どこまで美容師が寄り添うことができるのか」


THROWを使用してカラーに臨む際、


「褪色がいつもより早く感じるかもしれませんが、THROWの特徴でもあります。色持ちを重視されたい場合は、ブラウンを少し加えてみるのもいいのでは?」


というような一言を必ず添えるようにしています。


あくまでも、カラーの仕上がりのこだわりは美容師側の都合であり、お客さまのリクエストに反していれば、それはただの自己満足だと思うんです。


仕上がり時点で《100点》のカラーは、薬剤の進化によって、簡単に作れるようになりました。


その『後』が重要で、

お客様はそこをみてるとおもうわけです。


×「キレイだったけど、すぐ抜けてしまったな」→「またカラーしに行こう」


ではなく、


○「キレイだったけど、すぐ抜けてしまったな」→「あ、でも抜けるものだと美容師さんが言ってたなぁ。」→「色味もキレイだったし、言った通りになったから満足」→「またカラーしに行こう」


どのカラー剤も、メリット・デメリットは隣り合わせですし、双方を伝えることが、何より大切だ、ということを学んだ3ヶ月でした!


秋・冬のピンク、バイオレット、


よければ使う、悪ければ使わない、


ivoryはあくまでも、お客様の《しあわせ》が最優先とさせていただいてます!