イラストレーター 梁 梨純(リャン リスン)さん
R2FACTORY 代表
プロフィール
アルバイトを転々としながら絵やデザインを独学。
イラストレーターとしてロゴ/shop MENU/キャラクター/フライヤーなどへ絵やデザインを提供するようになるが、中でも『人の想いをカタチにする』イラスト制作を好むようになり、最近は大量プリントものへの制作ではなく1点ものを時間をかけて制作するスタイルへ。
子どもの絵でオリジナルグッズをつくる【KID’S(きっず)グッズ工房】を同時に運営。
中学生へのメッセージ
中学生からの質問にお答えします。 *オープンラボ時に回答できなかった質問、アンケートに寄せられた質問への回答です。
Q1 1つの作品でどのぐらい時間がかかりますか?
最短10秒!(線画)・最長〇年。(アクリル画・記録更新中)単純に、使う画材目線でカウントするとそんな感じです。
でも実際は、気分が乗ってる時はたくさんの色を塗り込む作品でも数十分で仕上がったり、逆にペンでシンプルな線画を描くだけでもテンションが上がらず何日もかかったり・・・
その作品と向き合ってる まさにその時の自分のテンションに大きく左右されています。
早く仕上がるからいい作品ということでもなく、心から描きたくて向かっているもので、もう何年もじっくりと 描き進めてる作品もあるのです。
Q2 絵がうまく行かなかったときは、どうしていますか?
自分のために描いている絵の時は、納得いくものが描ける状態になるまで待ちます。無理をしないことの方が多い。でも仕事となるとそうも行かず・・・
どうしてもうまく行かない場合は、その絵では全くイメージしてなかった画材で試してみたり(最初はリアルな線で表現しようと思って描き始めたものを、境界線の柔らかい塗りの面での表現に変えてみたり)、それまでと全く違うモチーフでの表現に変えてみたり。
そうすると 想像してなかった効果が生まれることがあって、そこからガラッと新しくわいて来るイメージで うまく行くことが多いです。
でも、本当はじっくりと自然に自分の中からいいものが出て来るのを待ちたい。それを相手にも待っていただけるくらい、「りゃんさんの作品じゃないとダメなんです。」と望まれることが一番の理想ですね。