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料理写真家の出張撮影 | 岡本 光城

実は損してる店。得する店。

2016.09.09 16:40

飲食店経営者(店長)は、例えチェーン店であっても「雇われている」という意識を捨てたい。


個人飲食店での利益は自分(自分達)のものに、

チェーン店での利益は会社のものになるが、

「やってもやらなくても自分の給料は大して変わらないから」という考えでは、

運営スタイルがどんどん堕落していき、結果、サービスの質が低下してしまう。


リーダーの士気が低いと、当然スタッフの士気は下がり、

全体のサービスレベルが低くなる。


そしてモチベーションの低い状態では、

言い訳が先に来たり、ストレスが溜まりやすくなるため、当然仕事も面白くなる。


心構えひとつで悪循環を招き、自分でも気づかないうちに

他を巻き込んでいるということです。


これは、心構えひとつで好循環を招くこともできると言い換えれます。



悪循環に陥り、サービスの質が落ちて、

初めに 損をするのはお客様であり、

その損失はリピーターを失ったり、クレームが増えたりと様々な形で、


結局全て自分達の元へ返ってきます。



店長(責任者)といっても人間ですから、

いつでも笑顔で元気よく。とか、

技術や感情を高いレベルで維持するのは難しいことかもしれません。


しかし、それぞれのカラーがあっても、

上に立つものとしてのけじめやメリハリは必要です。


一流と呼ばれる店ほど、QSCを安定して保っています。

(Q:クオリティー S:サービス C:クレンリネス)


目標に向かって、最も意欲と意志が高い存在だからこそ、

アルバイトに慕われ、お客様からも自然と評価されるんでしょう。



一般社員時代、僕自身にメリハリがなかったため、

従業員を不快な思いにさせた出来事がありました。


その時は二人きりになれる状況を作り、話をしました。

アフターケアを徹底することで、店長時代には離職率を

かなり低く保つことができ、育成に集中することが出来ました。

基礎となる志向を固め、心構えをブレずに持つ。


それを実践に移し、負け癖よりも、勝ち癖を習慣づける。


簡単な作業こそ、手を抜く習慣よりも、想いを込める習慣を。



そうして、「人は仕事を通して成長する。」


名作、サラリーマン金太郎でもそうあったように、

仕事に打ち込む姿勢を正し続けていきたいものです。



7日(一週間)のうち、5日か6日は仕事に出るのが常。


「7分の5」を価値的にするには、自分をはじめ、

従業員と向き合うことを惜しまず、前進していきましょう。


味方の一人のモチベーションをあげる。たった一人ではありますが、

それだけで全体の士気を上向きにしてくれます。


得するお店のはじまりは、自己の成長と、従業員を大切に想う心、

温かくお客様を迎えいれることから始まるのではないでしょうか。




料理写真家  岡本 光城