ハッピー・デス・デイ

2019　アメリカ　映画

！ネタバレしています！ご注意下さい！

ホラー映画。

ホラー映画です。（あえて２回言います）

ジャケ写って、いうんでしょうか。

タイトル写真は不気味な仮面とろうそく１本。

怖い。怖すぎる。スプラッタなイメージしかありません。

13日の金曜日みたいな、ひたすら殺されまくるやつ（いや、ちゃんと見たことないけど）

をイメージします。

そういうのが見たいときもあるけど、

夜中に一人で見ることが多いので、そこまでハードなものにはなかなか手を出せません。

なので、完全にスルーしてましたが、

レビューが良いので昼間に視聴。

いや、これ、棚でいったらミーンガールズとかクルーレスとかの横にあるレベルで

楽しい映画なんですけど・・・って、いや、面白さでいったら本作が全然上ですが。

ハッピーホラーですね。

タイムリープもので、主人公の女子大生ツリーが

誕生日にお面をつけた殺人鬼に殺されるのですが、

殺されると同時にその日の朝にタイムリープして生き返ります。

そこは泥酔して眠ってしまった男子学生カーターの部屋。

１回目はほんとにいいところのないやさぐれ女子大生なのですが、

殺される度に同じ朝を迎え、ある時はパニックに、ある時はやけくそで、

そして自分自身を変えてちゃんと生き直そうと考えと行動を改めたり。

どんどん良い子になっていくので、

どう乗り切るのか応援しながらハラハラ見守る流れになります。

全然趣違うけど、

この間みたほのぼのタイムトラベルものの「アバウト・タイム」と

同じメッセージのあるところが面白くて。

ああいう正統派ドラマに日常の大切さ説かれるよりも、

めちゃくちゃなんだけど大事なとこやっぱそこだよね、

って軽いノリの方が心にささるというか。

自分を親身に支えてくれるカーターの存在のありがたさに気付くあたり、

根はいい子だけどやさぐれてただけなんだよね、ツリーは。

自分は助かりそうなのに、

殺されたカーターのために殺人鬼に「次は必ずとどめをさす！」って捨て台詞で

自ら死を選ぶシーンなんてもうヒーローもののかっこよさでした。

「アバウト・タイム」でも、何気ない１日を繰り返すことで大切なものに気付けるって

くだりがあったけど。まぁこっちは全然何気なくない一日だけど。

”TODAY IS THE FIRST DAY OF THE REST OF YOUR LIFE”

”今日は残りの人生の最初の日”

カーターの部屋のステッカーの言葉。

まさかホラー映画見てこんな前向きな気持ちになるとは。

そういう気持ちで一日過ごせればきっと良い一日になりそうです。

180度全く違う雰囲気の映画なのに同じようなメッセージこめられてて、

そこも超個人的にツボでした。

何も考えずに面白い映画が見たいって時に最適ですね。

もちろん2も見たいと思います！！