フェイルセーフ/フールプルーフ
2021.01.13 07:15
フェイルセーフは、機械、設備などに異常が起こったとき、安全側に倒れる働きをするように、考えられたものを指します。自動化した機械「ニンベンのない自動化」は、異常が生じても機械は不良品をつくり続けてしまいます。不良を大量につくらないためには、何か異常があったときは止まるようにしなければなりません。
そこでご紹介したいのがトヨタ方式の「ニンベンのついた自動化」 は、異常が生じても機械は不良品をつくり続けてしまわないよう、異常を表示して知らせ、停止するように作られています。 例えば、
異常を知らせる・・・アンドン、パトライト
異常で停止する・・・センサーで検出
インターロック・・・条件が整わないと次に進めない仕組み
などがあげられます。
フールプルーフ(ポカヨケ)は、うっかりして間違ったときに、次の手順に進めなくするような機構のことです。メカニズムで防止するほか、作業手順の構築と標準化、教育訓練でポカミス防止を図るソフト的なポカヨケもあります。
このように、あらかじめポカヨケを組み込んでおけば、ミス防止の効果は確実となります。