”怒り”は2次的感情と言われています。
こんにちは。 カウンセリングルームSUNの宮﨑です。
感情には、良い感情、悪い感情というものはなくて、人間が生きていくために必要だから感情として出てくる。
などと、言われています。なので、感じることが大切。
でも・・・、
恐れだとか怒りだとかは、なるべくなら感じたくない、出てきてほしくない、って思っていませんか?
私なんて、まさしくそんな感じでした。
なので、対処するにはどうしたらいいんだろう・・、というのが私の大きなテーマみたいなところさえありました。
まず最初にやったことは、我慢すること。
でも、これは皆さんもよくご存知のようにうまくいきません。
身体にも影響が出てきたりします・・。
なので、やっぱり感情の意味を知って、そして自分なりに対処していくことかな、と今は感じています。
我慢ではなく、その感情の正体を知って、そして対処していく。
これができてくると、自分との関係や周りにいる人との関係が確かに違ってくると実感しています。
なので、色々ある感情の中でも、私もそうですが、きっと皆さんも気になるところの ”怒り” について、ちょっとだけ説明させて頂こうかと思います。
”「自分は困っている」ということが怒りのメッセージ”
「お母さんの心がラクになる!怒らない子育て」水島広子著より
これを知った時には、へ~、と思いました。
なんだ、そういうことだったのー! って。
自分が怒っている時もそうだし、
相手が怒っている時にも、このことをちょっと思い出してみてください。
例えば、
思春期の子どもが、夜遅くまで外出していて、連絡もしないで中々帰ってこない。
「連絡もしないで、こんなに帰りが遅いなんて、全く!!」
とか、つい怒りたくなりませんか?
怒って当然!!とか、思いませんか?
これをよく見てみると、”怒り” の前に、子どものことが心配だという自分の気持ちと、この自分(親)の気持ちを大切にしてくれない子どもへのがっかりした気持ちがあるように思います。
他にもあるかもしれませんが、自分の気持ちを分かってくれない子どもへの八つ当たりのようにも感じます。
よく考えれてみれば、親の気持ちを子どもが汲まないのはよくあることで、ここでできることは、怒ることではなくて、自分(親)の気持ちを伝えることや、遅く帰ることのリスクなどを子どもに理解させることで、ただ怒鳴るだけでは解決はしないと思います。
「愛している子どものことが、私はとても大切なんだ。」
これを、素直に言葉や行動で表すのでなくて、”怒る”という方法をとることの方がどうも手っ取り早くできてしまうのでそうしてしまう、ということが分かってくると思います。
でも、この方法をずっととっていて、子どもとの関係が良好でいるかどうかは疑問です。
なので、自分はどうしたいか?
です。
関係を良くしたいのであれば、そうなるように行動と言葉で表現していけばいい、ということになります。
ちょっとまわりくどくなってしまいましたが・・(・・;)
まず、
〇「怒っている人は、困っている人」と、自分も相手も見てみる。
〇”怒り” の感情の後ろにある「本当の気持ちって、何だろう?」と振り返ってみる。
これだけでも、自分との関係、相手との関係が違ってくると思います。
「困っている人」に、厳しく対応するのはどうかなー、と思いますし、
「困っている人」には、やっぱり優しくするのが自然じゃないかと思います。
『怒っている人は困っている人』を理解した上で、自分の対応を決めていく。
心の隅に置いておいてみてくださいね(*^^*)
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
[カウンセリングルームSUN]心理カウンセラー宮﨑真由子でした。