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完成度だけが、感動を生む要因ではないよね

2016.09.10 12:03

学園祭の季節です。

紅葉の絵に縁どられた手作りの看板が、

なんとも懐かしい気持にさせられますね。


今日は、深い縁あって、

とある中高一貫校の学園祭に行き、

演劇部の公演を観てきました。


上演したのは、「広くてすてきな宇宙じゃないか」。

アンドロイドのおばあちゃんと、派遣先の家族とのものがたり。

家族愛にまつわる思いの行き違いなどを描いた作品です。


これが、後半で、何回も泣けるのです。

泣けた理由は、

ストーリーを上手く演じていた、とか

そういうことだけでは、たぶんないです。


高校生たちの中には、

ぎょっとするくらい演技の上手な人も

いるのですけど、泣くほど感動したのは、

たぶん、それだけじゃない。


言ってしまえば、迫力勝ちでしょうか。

思いっきりぶつけてくる演技が、鬼気迫るというか、

若い子たちが、必死で作ってきた

全力でぶつかってくるような迫力。


これ、音楽やバレエにも感じることがあります。

世界に名だたるバレエ団や、オーケストラの公演は、

もちろん完成度が高く、

なんというか、針の糸を通すような

精度の高さゆえの感動があるのですが、


レベルの高い学生たちの団体では、

その演奏や、演技に、

鳥肌がたつような何かを

感じさせられることが、ままあります。


よく、プロの演技しか鑑賞しない、

プロの演奏しか聴かない、という人がいます。

求めているものが違うのだから、

それはそれで、いいと思いますが、


特別なこだわりがないなら、

学生がひとシーズンそれだけに没頭して、

全力で作り上げた作品も、鑑賞してみるといいと思います。


そのときにしか生まれない一瞬の何か、

そんなものを感じられるのではないかと思います。