🐶フレンチブルドッグ ロンくん
病気になってしまったとき合図見逃したくない。
その時の鮮明な記憶を。。それが分かる事で早めに行動を起こせるように。皆さんの経験談、そして思いを教えてくれました。
まれな聞いたことが無い病名・経験が少しでも皆さんの力に勇気になれたら。。。
現在も病気と共存して頑張ってるお友達と お空から皆へパワーを送る仲間から。。
病気で頑張っている子たちが教えてくれたこと
今日お話してくれたのは、フレンチブルドッグのロンくんのママです。
病名 #鼻腔内腺癌
2019年11月中旬
「ロン、近頃くしゃみが多いなー」
そんな些細な症状から始まった
11月下旬
鼻の中がムズムズしてる感じの連続くしゃみが目立つ。
だけど、大好きなランでは思いっきり走って楽しそうにしてるし、
食欲旺盛、便も普通。
ロンの違和感と並行して、
三男アッシュの肛門が赤くなっているのを発見。
便の周りに血も付着するように。
直腸ポリープが判明し、
内服で経過をみるが変化なし。
症状的に重症度が高いと感じ、
おちおち経過観察なんてしてられず、
セカンド・オピニオンへ
12月上旬
セカンド・オピニオンで手術
12月中旬
病理診断も良性とわかり、安堵。
12月下旬
ロンの連続くしゃみの頻度が増えて、
右の鼻から、うっすら血が混ざってる鼻水が出る事もあった。
それ以外はやっぱり元気だった。
でも、一向に収まる気配がないので、
ようやく、かかりつけ医へ
「何か異物が鼻奥で詰まってるか、
アレルギーでしょう。
まだ4歳で若いしねぇ」
抗生剤処方
結果、改善。
「悪いモノだとしたら、この薬では改善しない」
先生の言葉を真に受けた。
2020年1月
家族旅行
時々のくしゃみ以外は元気いっぱい
食欲旺盛
1月中旬
連続くしゃみの頻度が増える
再度かかりつけ医へ
「まだ異物があるのかな。
アレルギーかもしれない。フードは何?
心配なら内視鏡で診てもらえる病院で検査するのもありだけど、内視鏡カメラでまた傷ついたら、なかなか治んないし。
フレンチさんは甲状腺ホルモン異常ある子多いし、傷が治りにくいんだと思います。異物出るまでもう少し様子見てもいいと思います」
別の抗生剤を処方。
違和感ありながらも、
元気だし、走り回るし、
先生の言葉を「そんなものか。。。」と思っていた。
1月下旬
くしゃみの時に、反対の左の鼻からも、血混じりの鼻水が出てきた。
ん?右の鼻筋が腫れてる。
完全に何かおかしい!
かかりつけ医へ
「内視鏡が出来る病院へ行って下さい。紹介状書きます」
2/6
ロン 5歳の誕生日
前日に大好きなランに連れていき、嬉しそうに元気いっぱい走り回ってた。
"何かきっと鼻奥に入ってるだけだよね。。。
君は昔から何でも飲み込む癖あるし、
鼻から何か入ってるだけだよね。。。
君は昔から何でも飲み込む癖あるし、
鼻から何か入ってるだけだよね。。。
セカンド・オピニオンで、内視鏡で異物を取って、早くすっきりしようね"
2月中旬
1泊2日の検査入院
「CTの結果、鼻腔の壁が溶けてます。
異物ではないでしょう。
病理検査出します。」
2月下旬
鼻腔内腺癌と確定診断
「すでに脳に湿潤していて、これから発作も出てくるだろう。予後は数ヶ月」
え?
何かの間違いじゃないの?
放射線治療は?
ここまで進行しているから、
改善の見込みは低い。
ごめん、ロン…。
少しでも、ロンがいいよーに、苦痛ないよーにしてあげなくては。
でも、まだこの時は、
元気なロンだったから、
これから襲ってくる病魔との戦いが想像出来なかった。
数日経過し、鼻呼吸がしづらそうになってきていた。
主治医から電話があった。
「鼻腔内腺癌に対し、パラディアという抗がん剤は、臨床経験が少なく、効くかも知れないし、効かないかもしれない。
でも、試す価値はあると思います!」という先生の言葉を信じ、
少しでも楽になる可能性があるならと、飲むことに。
3月上旬
呼吸は相変わらず、鼻水で鼻がカパカパ
酸素療法併用で過ごした。
抗がん剤が効いて、鼻筋の腫れが引いてきて、顔つきに覇気が戻ってきた。
少し安心したのも束の間、
副作用で食欲不振、白血球値も低く、
休薬期間を設けることに。
夜中、不意にキャンと鳴き、うろうろと動き、寝れない。
痛み止めをもらいに病院へ。
3月中旬
うろうろと動き回り、パンティングが酷い。
"何かおかしい"と、ロンから目を離さずにいると、発作が起こる。
休診だったけど、診てくれた。
てんかん発作の薬を飲むことに。
3月下旬
調子のいい日は、みんなで散歩もいけた。
4月上旬
食べない
飲まない
点滴通院
不謹慎だけど、
娘がコロナで休校となり、
毎日家に居てくれたから、
ロンの様子もよく分かったし、
スポイトでお水与えてくれたり、
おやつをあげてくれていた。
4月中旬
明け方に2回目の発作
数時間後に再度発作
目も開かない
立てない
座れない
集中治療で1泊入院。
翌日、点滴治療が効き、目も開いて、どーにか立ち、よたよた。
無麻酔でCT撮影。
「脳に湿潤しているヤツが悪さをしています。今夜がヤマかもしれません。
またひどい発作とかでお辛いなら預りますが。。」
「連れて帰ります。家族で過ごします…」
翌朝、覚醒。
ヤマだと言われた昨日よりしっかりしている。
4/20
少し食べる。
また右目の鼻筋が腫れてきている。
気がつくと、たらーと鼻血。
どーにもこーにも食べないから、
アタシが仕事終わってから毎日通院。
4/28
仕事中、何度も娘から着信。
「ロン君、泡吹いて、発作!!」
通院途中の車内でも容赦なく襲う発作の嵐。
「呼吸も荒く、高熱も出ていて、誤嚥性肺炎を起こす可能性があります。
もしかしたら急変もありえます。。。」
連れて帰りたかったけど、
今のこのシンドイ状態から楽にしてあげたかったから、
後ろ髪引かれながら、入院させた。
4/29
翌朝、再び覚醒し退院。
だけど、この日以降、大なり小なりの発作が毎日幾度となく繰り返される。
静脈注射針を残して、発作が起これば、自宅で発作止めの注射。
食べたら通院しなくても済んだけど、
食べないし、飲まないしで、
毎日点滴通院。
コロナで診察時間帯が短くなり、
閉院時間も早まって、
到底、仕事終わって病院着く頃は、
閉まっている時間だったけど、
先生はロンの為に待ってくれていた。
5/3
発作後の注射した後は、鎮静がかかる為に、ぐったりなるのが通常。
だけど、
いつもと違ったのは、肉球が冷たくなっていて、横になっている口からヨダレがだらだらと出ていた。
よーやくヨダレもおさまり、一緒に就寝。
肉球が冷たいのを、必死で手で温めながら、
弱い寝息を聞きながら、だんだんと間隔があいていき……。
5/4
ロン 永眠
どれだけ泣いただろーか。。。
残された弟達は、理解出来ていなかった。
日に日に弱っていってたから、
いつものように、寝ていると思っているようだった。
お空へ逝ってから、
ロンの帰りを階段で待つ事が多くなった。
家族でリビングに居るのに、
ロンの帰りを待つかのように、
ひたすら弟達は階段で待っていた。
そんな様子で2ヶ月経ち…、
ご縁があり、ロンと同じブリンドルの、シェン・ロンを迎え入れる事に。
弟達はようやく階段で待つ事もなくなり、通常の様子に戻ってくれた
ロン、
君の病状が悪くなる時は、いっつもママが休みの時で、すぐ病院向かえたね。
姉ちゃんが毎日看病してくれたおかげで、
発作の恐怖も、軽減出来たね。
毎日よく点滴頑張ったね。
辛かっただろうに、
何度も覚醒してくれて、
お空へ逝ってしまうという心構えの時間をくれて、ありがとう。
癌に勝たせてやれず、押されっぱなしでごめん。
早くに病院変えてたら、
君の犬生は、もぅ少し違ったものだったかもしれないのに、本当にごめん。
君の勇姿は忘れないよ。
看取らせてくれてありがとう。
Instagram:ron.max1117
#ロンに奇跡を
#鼻腔内腺癌闘病中
#ロンが選ぶ道
#ロンが選んだ道