耕作放棄地開墾プロジェクト始動!
ちょっとわかりにくいですけど、篠竹がビッシリ生えてるんですよ。
こんにちは、こたろうファームの使用人です。
とうとう栃木県にも緊急事態宣言が発令されました。さまざまなところで大きな影響を及ぼすことは間違いなく、この先どうなるのか、どうすべきか不安ばかりが募ることと思います。
ただ、じっとしてても何も始まらないし何も変わらないので、とにかく無我夢中で動くしかないかと。今を嘆くのではなく、先を考えてもがく時なのかもしれません。
前々から畑を広げたい、けどいい畑がなかなか見つからない、という状況でしたが、待っていても仕方ないので、耕作放棄地を開墾することにしました。
いやいや、相当大変です。
那須連山が見渡せる場所
いつもアップしている那須連山の写真。定点から撮影してますが、緑色の屋根の家の手前は全部篠竹。距離感掴みにくいですが、数十メートルはあります。でも、その耕作放棄地にも歴史はあるわけで。
戦後入植した人々が切り拓いた那須高原
受け継がれてきた田畑も後継者不足、高齢化のあおりを受けところどころに耕作放棄地が、それも結構な面積であります。
耕作放棄された理由は、後継者不足や高齢化もありますが、水はけや大きな石がたくさんあるなど土壌の問題、そして平らではないなど地形の問題も。
場所によっては平らではないが石も少なく水はけも良い、逆に平らだけど石だらけで水はけが悪いなど様々
農業がなかなか儲からず大変だということも背景にあったんでしょう。外に働きに出れば、畑仕事をする余裕は無くなります。そうして放置された結果が、この耕作放棄地。
でも、入植して来た方々は荒れた山林を重機もない時代に人手で切り拓いたわけで。その先人の苦労は今の地主さん達も十分わかってらっしゃる、けど、、、
畑の奥には塩原方面の山々も見渡せます!
先人の思いの詰まった、そして景色の良いこの土地を放っておくのはもったいない。
もちろん農地として使って稼ぐことも大きな目的の一つではありますが、那須高原に遊びに来るお客様にもこの景色とこの空気、畑で作られるおいしいものをぜひ楽しんでいただきたいです。
近い将来観光農園的な感じのものをやりたいと思ってます。まだ具体的な構想ではありませんが。
でも、その前に目の前の篠竹をなんとかすることが必要。そこで、このプロジェクト、急遽スタートです。
クラウド「ファンディング(funding)」ならぬ"クラウド「ファインデング(finding)」"です!
資金は集めませんが、人手を探します。興味持っていただいた方にお手伝いいただき、開墾していきます。
※言葉のアイディアはふじもじ屋さんから拝借しました。
おかげさまですでにたくさんの方にお手伝いを申し出いただいてます。少しずつですが、皆さんの力をお借りして、開墾していきたいと思います。
サンクスレターや返礼品の送付はありませんが、精一杯の笑顔で、そして畑を有効に活用することでお礼をしたいと思います。
お手伝いの方は随時募集します。
開墾にあたり、畑として使うようにするまでいくつかのステップがありますが、みなさんのご協力を仰げるところは、是非お手伝いいただけるとありがたいです。
開墾する場所の航空写真です。全体の面積は1町歩(約3000坪)ありますが、実際畑として使えそうな場所(6反歩=1800坪)をさしあたって開墾します。
プロジェクトの流れ
1,びっしり生えた篠竹を刈る
2,刈った篠竹を集め、畑の端の使えなさそうな場所に移動するか、チップにしてばらまく
3,大きな木の抜根(重機使用)
4,堆肥散布
5,プラウ(畑の土の天地返し)
6,篠竹の根っこを集めて捨てる
7,トラクターで軽く耕す
8,再び根っこ拾い
9,肥料散布、耕す、畝立てなど
10、種まきや定植!!!
上記作業の中で、1,2,6,8,10を随時募集いたします。
お礼は無人販売所で使えるベジチケット
※野菜のみ使えます。おいしいもの便や送料にはお使いいただけません。
開墾の記録をHP(ブログなど)に掲載します
そちらに手伝っていただいた方の名前とご自分のお店などのリンク先も掲載します。
石碑は建てません!
石碑を建てる予定はありませんので、ご了承くださいm(_ _)m
今回は「1」の篠竹刈りです
ご準備いただくもの
・刈払機(ナイロンコードでは刈れませんのでチップソーで)
・エプロンやフェイスマスク(小石などで怪我をしないよう)
こちらで準備するもの
・燃料(混合油、ガソリン両方あります)
・チップソー
・必要に応じてグリースやキャブクリーナー
・お茶、お茶菓子
1月いっぱいめどにおわしたいと思ってますので、来れるときにご連絡の上来ていただければと思います。来ていただいた際に、上記のものを(ベジチケット含め)お渡しします。
お帰りの際にはメッセンジャーなどで一言入れていただいて、そのままお帰りいただいてもかまいませんし、なにか連絡事項(畑の状況など)あればお伝え下さい。
また、収穫などで一緒にいることができない場合が多いので、各自作業を進めていただきます。
「2」以降の作業は「1」の進捗状況を確認してから募集します。
勝手なお願いを快く引き受けてくださった仲間たちに感謝するとともに、一緒に開墾した畑で作ったたくさんのおいしいものを那須高原にいらっしゃるお客様にご提供できればと思います。