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junpei murakamiの日記

行動経済学に学ぶ感情による消費行動

2016.09.10 16:59

上記の写真。「とりかつ」なるお店。

これについては後ほど。



ところで皆さん。


行動経済学というモノをご存じあろうか?


僕にはいずれジジィになってやりたいと思う事の一つに、この行動経済学の研究がある。


人間は基本的に利己的な生き物であり、自分に利のあるのものや事にたいして、消費という経済活動を取る。


しかしながら人間というのは不思議な生き物で、時に、自分にとって不利益になるような事をあえて、好き好んで選択する事があるのだ。


抱き合わせでものを買ったり、ビンボー人がブランド買う事も。更にはモノのランクが松竹梅あったら竹を買ったり、損をしているのに更に上乗せで投資対象に金を突っ込んでみたり。


全て利益の最大化を考えると、間違った行動である。


なのに、人はその利害を超えた「感情」に引っ張られる。


この感情が物事を難しくし、そして面白くもしている。




さてそこでこちら。


前々から気になっていた、渋谷のチキンカツが売りのお店。


渋谷の道玄坂百軒店。


渋谷で1番くらい、いかがわしい場所ww


そこにある、こんな小道にはいっていって、


非常にいかがわしい立地の半地下にある。


お店の中はカウンターのみで、狭くてお世辞にもキレイとは言えない。


感じの良い、おばちゃんとおばあちゃんの間ぐらいの中高年の女性が3人、エプロンして古いキッチンで忙しそうに働いている。


まさにおふくろの味的な店だ。


すごくお客さんで混んでいる。

食べる前に味の期待は増していくのであった。


なんだか旨そうな予感。





ふむふむ。


好きな揚げ物を二品か三品か四品か選ぶ形である。


僕は、迷いに迷うのであった。


チキンカツは頼みたい。


とんかつも良いな、メンチカツも良い、カニクリームも良いし、アジフライも捨てがたい。ハムカツもオススメとか。


いやー参った。


即断即決が特技の僕が久しぶりに迷うのであった。


ん??


こ、これは


どういうことだ??



2品で650円→3品で800円

つまり、一品増すと150円である。


それが、


3品で800円→4品で1000円

なぜか+50円の200円になる。。。


普通なら同じく150円増しの950円だ。


もしくはよくあるお店だと4品はお得になり、100円増しの900円にするとか。。


なぜか、ここは多く頼むと損をするという謎の設定。ww



迷いながら周りを伺うと、3品の人が多い。


定石で考えれば4品だと50円損をするのだ。


でも、、、。


もしかしたら、4品になれば、一つがデカイとか?何かプラス50円の意味があるのかもしれない。


と、思い、僕は悩んだ挙句、チキンカツ、メンチカツ、カニクリーム、ハムカツの4品に決めた。




少し待ったのち、ぼくの頼んだ4品が特別なんにも変わらずに来たwww


残念ながら料理の写真は夢中で食べてしまって撮り忘れしまった。


気になる方は前記の食べログで見て欲しい。


結果、味はただただ、普通の味だった。

本当にかーちゃんが作ったような感じか、地元の肉屋で買ってきたような、これ以上ないホームメイドな味。


ご飯、味噌汁、漬物がつく。


いつも食べているような安心な美味しさ。


食べ進めていると、おばあちゃんが間違えて揚げてしまったものを、「これよかったら食べて〜」と、僕も含めお客さんに素手で更に放り込んでくれた。

結果僕は5品になりとんでもない量になった。

お腹は爆発しそうだ。


店名にしているだけあり、とりかつは群を抜いて美味しかった。


そっか。だからダブルとかで頼んでいる人もいたのだな。


なんだかまた来たいと思う自分がいる。

うんうん。

ぼくも次回はとりかつダブル。

そうしよう。。。




■私の言いたい事。


ここでブログは終わらない。(笑)


ぼくはこの「とりかつチキン」に来て凄く感じた事がある。


渋谷はご存知の通り飲食に限らず、あらゆる客商売の激戦区。


ぼくもおかげさまで奇跡的に9年お店を続けられている。


何が奇跡的って本当に半年、一年もたずにあっという間に潰れていくお店が6割以上だ。


そんな中、


・へんぴないかがわしい場所

・古くてキレイではない店内

・おばちゃんの雑多な接客

・メニューはありきたりの揚げ物を定食のみ

・そこそこの美味しさ

・価格はちょい安くらい


の、「とりかつチキン」は40年以上渋谷にあり、食べログ評価3.6の人気店なのだ。


それは何故なんだろう?


多分それは、人の感情に訴えかける何かが、この店にはあるのだ。


店内の雰囲気、おばちゃんの雰囲気、そして料理の味。


これが理屈では説明できない、


渋谷の喧騒の中にありながら、すさまじい振り幅で、そこだけが別の次元の別空間にいるような。


田舎の実家に帰ってきたような、なんとも言えない何かがある。

新しいお店が、いや。ここ以外の他の店が狙ってかもしだせるものではない。



そして、30年クラス続いているお店はこの感情に訴えかける何かを必ず持っているのだ。


どんな経営の手法や経営ノウハウ。ITやマーケティングを駆使したとしても、人の感情に訴えかける何かをつかめないと、30年以上という長期間何かを続けるという事は、ぼくは出来ないのではないかと最近考える。


そりゃそうだ。

変わりゆくもの、何が正解か不正解か?様々選択を全て正しい方向を、これから30年間、選択し続ける事などできる自信は無い。


多分理屈を超越したものが無いといけないのでは無いだろうか?


人類の有史の中で、人間は驚くべき進化をした。しかし一つだけ進化していないのがココロである。


長期間の商売の継続には、理屈や論理では無く、


この、

お客さんの心を掴めているのか?

お客さんの感情を揺さぶれいるのか?

お客さんの心に引っかかる何かはあるのか?


もしかしたらこれが、1番大切なのかもしれない。


と、言うように、実は経済は感情で動くという概念についての学術が、「行動経済学」なのだ。


感情を経済と結びつけてその、感覚である感情をロジカルに紐解いていくのだ。


この行動経済学のスペシャリストに慣れたら、多分僕はコンサルとして無敵になれるかもしれないな。。。


ジジイになってからというより、今から勉強しなきゃいかんと思ってきた。


ではでは、アマゾン覗いてきまーす。


兎にも角にも、行動経済学は客商売をしてる全ての人にオススメである。