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熊本豪雨で水に浸かった記念きっぷが、アートに生まれ変わる!

2021.01.14 00:36

くま川鉄道・記念きっぷの切り絵アートが発売


一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO(所在地:熊本県熊本市、代表理事 佐藤かつあき)は、切り絵アート「田園シンフォニーをもう一度」を発売いたしました。

「田園シンフォニーをもう一度」は、熊本県南部の人吉・球磨を走るローカル鉄道「くま川鉄道」と、クリエイティブ・エージェンシーである一般社団法人BRIDGE KUMAMOTOがコラボしたアイテムです。2020年7月に発生した熊本豪雨(令和2年7月豪雨)で水に浸かってしまった、くま川鉄道の記念きっぷをアップサイクルし、水没きっぷを切り絵アートにしました。

■浸水きっぷの切り絵アート「田園シンフォニーをもう一度」発売の背景

2020年の夏、九州の広い範囲を襲った熊本豪雨。くま川鉄道の走る人吉・球磨地方では、球磨川やその支流で氾濫が生じ、氾濫流による建物・橋梁の破壊・流失、および浸水による甚大な被害が生じました。

くま川鉄道も被害を受け、登録有形文化財でもあったくま川鉄道球磨川第四橋梁も流出し、発災から150日が過ぎたいまなお、全線において運休状態が続いています。

浸水した観光列車「田園シンフォニー」 photo by 佐藤かつあき


保有車両も5両全てが浸水。観光列車「田園シンフォニー」は、JR九州の寝台列車「ななつ星in九州」を手掛けた水戸岡鋭治氏がデザインした車両を用いた観光列車です。

事務所や駅舎も水没し、くま川鉄道の記念きっぷも水に浸かってしまいました。

◎3つのRE

1RETURN:被災地に還元=寄付

2REMAKE:被災が原因で捨てられるモノをアップサイクル

3REMIND:災害を忘れない

という考え方をもとに、水に浸かってしまったくま川鉄道の記念きっぷをアップサイクルし、水没きっぷを切り絵アートにしました。

切り絵は、切り絵作家の渡邊 義紘(わたなべ・よしひろ)さんの手作業によるもの。また、額縁は熊本県中心部に位置する甲佐町の障がい者支援センター「あゆの里」で制作したオリジナル品です。

販売価格11,000円(税込)のうち、5,000円がくま川鉄道に寄付されます。

購入によって、くま川鉄道の復興支援だけでなく、障がいを持つ方々の働く機会を担保することにもつながるアイテムです。

本事業は、熊本県新型コロナウイルス対応緊急支援協議会構成団体による「新型コロナウイルス感染対応緊急支援助成事業」の採択を受け「国民の皆様の休眠預金等」を活用しています。


■商品情報

価格:11,000円(税込)

※別途送料がかかります

※2021年2月1日 から発送の予約販売です

販売チャネル:オンラインショップ(https://bridgekuma.thebase.in/items/37897521


■一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO

2016年熊本地震をきっかけに設立された団体です。「クリエイティブの力で社会課題に挑む」「寄付するクリエイティブ・エージェンシー」をミッションとして、メンバーのそれぞれが本業を持ちながら、プロボノとして活動している団体です。

※Webサイト:http://bridgekumamoto.com